京都のミステリアススポット?地獄へ繋がる井戸「六道珍皇寺」とは?歴史や見どころなど

KYOTREAT編集部

皆さんは、京都市東山区にある「六道珍皇寺」をご存知でしょうか。
ここは、地獄の入り口があると言われているミステリアススポットとして有名な場所。
昔、小野篁が「あの世と、この世を行き来した井戸」とも言われており実際に私たちは近づいて見ることが禁止されているので、よりハラハラしますよね。

では、京都のミステリアススポットと言われる「六道珍皇寺」とはどのような場所なのでしょうか。
歴史や見どころなども気になりますよね。
そこで今回は、京都・六道珍皇寺の歴史や魅力、見どころなどについてご紹介させて頂きます。

■京都・六道珍皇寺とは?

京都・六道珍皇寺とはどのような場所なのでしょうか。
六道珍皇寺は「六道の社」とも呼ばれ、京都市東山区小松町にあります。
臨済宗建仁寺派の寺院で薬師如来がご本尊で、通称「六道さん」と親しまれています。
8月7日〜8月10日には「六道詣り」があり、境内には小野篁が冥土へと通ったと言われる井戸があります。
堂内を拝観する場合は、事前申し込みが必要ですのでご注意ください。

■京都・六道珍皇寺の歴史

六道珍皇寺の歴史は平安時代初期まで遡ります。
開創は782〜805年ほ延暦年間と言われており、当時は
・愛宕寺(おたぎでら)
・宝皇寺
・鳥部寺
などの名前でも親しまれていました。
奈良の大安寺の住持であり、空海の師匠にあたる慶俊僧都がこの六道珍皇寺を建てたと言われます。

鎌倉時代には戦乱により、六道珍皇寺は荒廃。
1113年の永久年間には消失し、中世の兵乱では荒廃してしまいます。
荒れ果てた状態になってしまった六道珍皇寺を貞治3年に聞溪良聰(もんけいりょうそう)が再興し、再び美しい姿がになります。
これをきっかけに真言宗から臨済宗建仁寺派へとなりました。

■あの世とこの世を結ぶ寺?

六道珍皇寺は特徴や歴史を見る限り一般的なお寺と変わらないイメージなのですが、ここは「あの世とこの世を結ぶ寺」と言われています。

ではなぜ、そのように言われているのでしょうか。
その理由を見てみましょう。

○あの世とこの世を結ぶ寺?

六道珍皇寺はかつて一帯が葬送地であったそうです。
鳥部野入り口あたりを六道の辻と言うのですが、この鳥部野への道筋にあるここの六道珍皇寺で法要を行って最後のお別れをしていたそうです。

その風習があったためか六道珍皇寺周辺を「六道の辻」と呼び、
・冥界への入り口
・地獄へ繋がる道
などと言われました。

「六道」は仏教で言う六道輪廻の死後の世界のことを指し、地獄、飢餓、畜生、修羅、天上界、人間の6つの世界を指すことで六道珍皇寺はこれらの入り口にあたると信じられてきたのです。

○井戸を使って現世と冥界を行き来した者も

また伝説ではありますが、朝廷の役人であった小野篁は井戸を使ってあの世とこの世を行き来していたと言われています。
普段は朝廷の優秀な役人ではありますが、夜は別の顔を持ち、冥界の閻魔庁で冥官として働いていたと言われています。
閻魔大王から精霊迎えの法を学んだそうなんだとか。

しかしどうして小野篁は、あの世とこの世を行き来していたのでしょうか。
その理由は亡くなった母親の魂へと会いにいくため。
井戸から地獄へ向かった小野篁は苦しむ母親を見つけ、閻魔大王に交渉。
そして地獄で働くことになったと言われています。

小野篁について怖いというイメージを持ちますが、苦しむ母親を助けたい一心で閻魔大王のところで働いてたそうなので優しい心の持ち主なのではないでしょうか。
そんな伝説の残る冥界へ繋がる井戸と出口とされている井戸は現在も健在しています。

■他の伝説も面白い

実は六道珍皇寺には、他にも伝説があります。
それは「幽霊子育飴の伝説」。
そのまた昔に六道の辻に飴屋があったそうです。
ある夜になると、髪が長く肩を落とした女性が一人、飴を買いにやって来ました。
その次の日、主人が支払った銭箱を見てみると三文が木の葉に変わっていました。
その夜、また女性が現れます。
今日も同じ水飴を買うそうで、この女性は次の日もその次の日も飴を買いに来ました。
ある日、主人は飴を買いに来た女性の後をつけたそうです。
すると女性は京の都の墓場へと姿を消していきました。
これを和尚に話すと10日ほど前に若い女性が亡くなったそうで、その墓を主人は見に行きました。
すると、若い女性の死骸の上で水飴をなめて泣いている赤ちゃんがいたそうです。
つまり、この女性は赤ちゃんのために毎夜水飴を買いに出かけていたということになります。
これ以降、飴屋は「幽霊飴」として大繁盛したそうです。
そして現在も「みなとや」のお土産屋として幽霊子育飴が販売されています。

■京都・六道珍皇寺の見どころ

京都・六道珍皇寺の見どころをまとめます。

○閻魔堂

閻魔堂には小野篁立像や閻魔大王坐像、弘法大師坐像(空海)が見られます。

○迎え鐘

冥土までその音が届くとされていた迎え鐘。
精霊たちはこの音に応じて、現世へと呼び寄せられていたそうです。
お堂の穴から延びる綱を引いて鐘を鳴らすスタイルとなっています。

○大石地蔵菩薩

空海が死者の霊魂の弔いなどを願って、一夜で石仏を刻んだと伝わる場所です。
たくさんの地蔵菩薩をご覧ください。

○本堂

特別公開のみ拝観できる場所。
ここに井戸があります。
もし特別公開でなくても本堂の端にある格子窓から見ることができます。

○冥土通いの井戸

ここは小野篁が冥界に行き来していたと言われる井戸。
実際に使っていたと言われる井戸が、いまでも残っています。
また井戸の手前の敷石に窪みがあるのですが、これは小野篁の足跡とも言われているそうです。

○黄泉がえりの井戸

冥界の出口とされていた井戸です。
入口と出口で異なる井戸が見られるのは面白いですね。

■京都・六道珍皇寺の口コミ

京都・六道珍皇寺の口コミをご紹介します。

・井戸を通って地獄へ…。すごいお話。お庭にある井戸がなんとも雰囲気が。
・すごいお話を聞いて実際に訪問。鐘は鳴らすことができるのでビックリ。
・魔堂の格子窓から、「小野篁卿木立像」「閻魔大王木座像」を観ることができました。
・この世とあの世の境目と言われているお寺で、ゆっくり散策することができました。時間帯によっては少し怖そう。
・この世とあの世境など面白い話のあるお寺ですが、建物自体はとても気品がある雰囲気を出していて楽しかったです。

■京都・六道珍皇寺の住所やアクセス方法

最後に京都・六道珍皇寺の住所やアクセス方法を見てみましょう。

○京都・六道珍皇寺の住所

京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町 四丁目小松町595

○京都・六道珍皇寺のアクセス方法

京都駅前バスターミナルD1乗り場100系統の清水寺、祇園、銀閣寺行きに乗車、清水堂バス停で下車より徒歩3分程度

○ホームページ

http://www.rokudou.jp/

■まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、京都・六道珍皇寺の歴史や魅力、見どころなどについてご紹介させて頂きました。
ここは多くの伝説があり、ただの観光でなくドキドキを求める方にはオススメのスポット。
昔ながらの言い伝えもありますから、是非この驚くべき伝説を知ってから井戸を見て、幽霊子育飴も購入してみてくださいね。