京都の三大祭りとは?それぞれの特徴や歴史などを解説

KYOTREAT-Redaktion.

皆さんは「京都の三大祭り」と呼ばれる3つのお祭りを知っていますか?

京都には、
・葵祭
・祇園祭
・時代祭
と呼ばれる「京都三大祭」があります。

新緑の季節にあるのが「葵祭」、そして夏の風物詩「祇園祭」、紅く色づく季節に行われる比較的新しい「時代祭」。
それぞれのお祭りが京都を活気づけると有名なのですが、特徴や歴史、起源などについては知らない人がほとんど。

そこで今回は「京都の三大祭り」の特徴や歴史などについて解説していきたいと思います。

比較的簡潔にまとめていますので、ザックリ要点を押さえたい方にオススメの記事です。
是非、歴史を知ってから実際に参加してみてくださいね。

■京都の三大祭り「葵祭」について

まずは、京都の三大祭り「葵祭」について見てみましょう。

○特徴

京都のお祭りの中でも王朝風俗の残ったお祭り。
1400年以上の歴史があり、古趣に富んだ祭りです。
平安貴族の姿をして、京都御所から上賀茂神社へと向かいます。

○歴史

今から約1400年前の6世紀の中頃、欽明天皇のときに疫病が流行り、風雨が原因で五穀が実りませんでした。
そのため、天皇の命(勅命)により当時の賀茂の大神の崇敬者である卜部伊吉若日子が占ったところ賀茂神の祟りであると示されたのです。
そこで、4月の吉日を選んで鈴をつけた馬を走らせる駆競などを行い五穀豊穣を祈ったところ風雨がおさまり五穀も育ち、国民も安泰になりました。
この行事が葵祭のルーツだと言われています。

○期間

葵祭は毎年5月15日に行われます。

・5月1日 賀茂競馬足沙式
5月5日の賀茂競馬に走る馬の足の速さ、健康状態などの具合を見ます。
馬を走らせて優劣を判断し、当日の馬の組み合わせを決めます。

・5月3日 流鏑馬神事
100mおきに杉板の的が3つあり射手が馬に乗って矢を放ち、的を射る神事です。
平安末期〜鎌倉時代に武士の間で盛んだった騎射が起源となっています。

・5月4日 斎王代以下女人列の御禊の儀
5月初旬の吉日には斎王代以下女人列の御禊の儀が行われます。
上賀茂神社、下鴨神社で毎年交互に行われ、斎王代以下、女人も列に奉仕する女性約40人が御手洗池に手を差し入れて身を清める神事です。

・5月5日 歩射神事
下鴨神社で祭りの安全祈願のために矢を射ます。
平安時代に宮中で行われた謝礼の儀が始まりとされています。

・5月5日 賀茂競馬
上賀茂神社で賀茂競馬を行います。
1093年、平安時代に五穀豊穣を祈願して競馬を上賀茂神社に献じたことが起源とされています。

・5月12日 御陰祭
比叡山の西麓の御蔭神社から葵祭の神霊を迎える神事です。
下鴨神社で行われます。

・5月15日 葵祭
路頭の儀、社頭の儀、宮中の儀からなります。
路頭の儀では、建礼門から河原町通、下鴨神社の順路で山城使や斎王代、女人が歩きます。
社頭の儀では上賀茂神社、下鴨神社の両神社で行われる儀式です。
行列が下鴨神社へ到着すると御祭文が奉上され、東游が奉納されます。

○場所

下鴨神社と上賀茂神社にて行われます。

■京都の三大祭り「祇園祭」について

写真:KYOTREAT編集部

つづいて、京都の三大祭り「祇園祭」について見てみましょう。

○特徴

7月の1ヶ月間に渡って行われるお祭り。
疫病退散や無病息災を記念した御霊会で、山鉾巡行などが有名。
屋台は7月15日、16日に並び多くの人で賑わいます。
7月14〜16日は宵山、17日は前祭 山鉾巡行、24日は後祭 山鉾巡行が有名です。

○歴史

平安時代の869年(貞観11年)に疫病が流行っており、京都だけでなく全国的に多くの人が亡くなっていました。
この疫病は現世を恨んだまま亡くなった怨霊の祟りであると考えられており、疫病退散と無病息災を祈って牛頭天王を祀って行われたのが祇園御霊会。
これが祇園祭の起源と言われています。

○期間

祇園祭は毎年7月1日〜31日に行われます。
特に有名なのは以下の通り。

・7月14〜16日 宵山
四条通りに多くの人がやって来ます。
15〜16日の二日間は屋台も並び、多くの人がお祭りの雰囲気を楽しみに訪れます。

・7月17日 前祭 山鉾巡行
祇園祭の醍醐味である山鉾巡行。
長刀鉾を先頭にして23基の山鉾が歩きます。
祇園囃子が響く中を巨大な鉾が進むのは圧巻でしょう。

・7月24日 後祭 山鉾巡行
四条通りや御池通りなどが交通規制され、多くの人で賑わいます。
四条烏丸までを山鉾が歩いていきます。

○場所
八坂神社と四条河原町、烏丸御池周辺にて行われます。

■京都の三大祭り「時代祭」について

最後に、京都の三大祭り「時代祭」について見てみましょう。

○特徴

葵祭や祇園祭と比べると比較的新しいお祭り。
時代ごとの衣装や道具を身にまとって時代風俗行列が歩きます。
明治維新、江戸、安土桃山、室町、吉野、鎌倉、藤原、延暦…と時代が移り変わるところが見どころです。
長さは2kmにもなり、2000人以上も参加者がいます。

○歴史

1895年(明治28年)に平安遷都1100年祭りが行われ、そのときに桓武天皇を祭神として平安神宮が建てられました。
その記念祭りとして1895年10月22〜24日までの2日間にお祭りが行われたことが起源となっています。

○期間

時代祭は毎年10月15~23日に行われます。

・10月15日 参役宜状授与祭
選ばれた京都市民の約500人がご神前に、無事にお祭りが進むことを祈願します。

・10月21日 前日祭
神職は肉などの食べ物を経ちます。

・10月22日 神幸祭
天皇の乗り物である鳳輦に御霊代をお遷して本宮を出発します。

・10月22日 時代風俗行列
こちらがいわゆる時代祭。
2kmの行列を約2時間かけて、京都御所建礼門前から平安神宮へと歩きます。
それぞれの時代を感じながら見てみてください。

・10月23日 後日祭
祭具の片付けを行わいます。

○場所
平安神宮

■ Zusammenfassung.

いかがでしたでしょうか。
今回は京都三大祭りの特徴や歴史、起源などについてご紹介させて頂きました。
京都三大祭りの歴史や由来を知れば、より違った視点から楽しむことができるでしょう。