皆さんは、京都府京都市中京区金吹町にある「京都国際マンガミュージアム」を知っていますか?
京都国際マンガミュージアムは2006年にオープンした、マンガの総合ミュージアムです。
5,013㎡にある面積のほとんどがマンガで、所蔵品30万点のうちの5万点のマンガは自由に読むことができるので、漫画好きの方の観光スポットとして大変有名です。
そこで今回の記事では、京都国際マンガミュージアムの魅力や歴史、ミュージアム内にある人気のカフェなどもご紹介したいと思います。
是非京都の観光に来たときには、訪問してみてください!
■京都国際マンガミュージアムとは?
京都国際マンガミュージアムは、京都市中京区の龍池小学校跡地にある日本最大の漫画博物館で2006年11月にオープンしました。
国内初マンガの総合ミュージアムということで、日本の江戸時代の戯画浮世絵、明治時代の雑誌や戦後の貸本、漫画、歴史資料、世界の名作など日本最大級の規模の約30万点を所蔵する博物館です。
京都の落ち着いた雰囲気にピッタリの博物館で、
・読書好き、歴史好き
・子供も大人も楽しめる
・一人でも家族でも満喫できる
・日本人だけでなく海外からも人気
・漫画だけでなく展示やイベントもある
など多くの理由で、たくさんの人が訪れるようです。
メイン展示のコーナーでは「マンガとは何なのか」などといった展示コーナーや実際の漫画制作現場を見たり、ペン入れや下書き、似顔絵などといったマンガ工房を楽しむことができます。
30分~1時間程度あれば館内をまわれますが、ゆっくりと時間をかけて本の歴史を見てみるのも良いでしょう。
■京都国際マンガミュージアムの歴史
もともと1995年4月まで京都市立龍池小学校がありましたが、近くの4つの小学校と統合されました。
そして跡地に、マンガミュージアムを建設する構想を京都精華大学が京都市に提案したことが始まりです。
2006年11月25日にオープンした京都国際マンガミュージアム。
わずか1周年にして22万7千人が来館し、2008年には国の登録有形文化財に登録されました。
2016年には「第20回手塚治虫文化賞・特別賞」を受賞します。
そして2023年5月には来館者400万人を記録し、人気は衰えることがありません。
ちなみに京都国際マンガミュージアムには日本人だけでなく、外国人が観光地としても訪れています。
■京都国際マンガミュージアムの見どころ
京都国際マンガミュージアムは、どのような魅力が人気の理由なのでしょうか。
その魅力を知ると、きっと「行ってみたい!」と思うことができるはず…。
ここでは、京都国際マンガミュージアムの見どころをまとめていきます。
○建造物や雰囲気がレトロでオシャレ
まず、京都国際マンガミュージアムに到着したら確認して頂きたいのが建造物の雰囲気です。
元龍池小学校の建物はモダンな建築様式がそのまま利用されており、中も含め雰囲気はレトロな建造物になっています。
施設の建物は、2008年に国の有形文化財に登録されました。
さらに注目していただきたいのは、旧正面玄関です。
四角や三角などフランク・ロイド・ライト風の幾何学模様でありながら、和も感じられる建築様式になっています。
また、本館にある階段の壁には、ホワイトを基調としたオシャレな装飾もあります。
こちらは、ドイツのベルリン大劇場の柱を模写したと言われているそうです。
頭上の壁にあるデザインなので見逃してしまいそうですが、漫画だけでなく建造物にも注目してみてください。
○マンガの総合ミュージアム
日本のマンガ聖地と言われる「京都国際マンガミュージアム」。
2006年にオープンして以来、マンガの総合ミュージアムとして多くの人が訪れます。
マンガに関する資料は、約30万点も所有。
最近のものではなく、明治時代の雑誌や昔の資料、世界の漫画などがあります。
京都国際マンガミュージアムは名前の通り、漫画好きにはたまらない場所と言えるのが分かりますね。
またここはマンガを収集し、展示しているだけではありません。
例えばマンガを研究したり、調査することも目的にも作られています。
人気のマンガは日本語だけでなく外国語に翻訳されたものもあるので、世界中の観光客が京都のマンガ博物館に本を読みにやって来るのです。
○マンガにまつわるものがたくさんある!
京都国際マンガミュージアムで必ず訪れるべきなのが「マンガの壁」です。
総延長200メートル程度の長い本棚で、1970年以降の人気マンガなどが約5万冊ズラリと並んでいます。
こちらのマンガは手にとって椅子で読んだり、施設屋外にある芝生に持ち出してゆっくり読むこともできます。
1階は少年向け、2階は少女向け、3階は青年向けでマンガ作家のあいうえお順で配架されており、好きな本を思う存分楽しむことができるでしょう。
○大昔や外国のマンガにも注目
京都国際マンガミュージアムにある「マンガの殿堂」エリア。
ここには、遡れば大正時代の雑誌など、各マンガ賞を受賞した大作が揃う場所です。
また「マンガ万博」には、世界各国の言語のマンガもあります。
○研究閲覧室もある
京都国際マンガミュージアムには、研究閲覧室もあります。
こちらは、収蔵庫に保管されている25万点の資料があり貴重な本などが所蔵されていることから18歳以上の研究、調査を目的とした方で事前予約をしている方が入室が可能です。
この研究閲覧室には、古い雑誌や貸本もあります。
江戸戯画やマンガ雑誌の複製原画といった貴重な資料を見たい方は、こちらの場所を予約しておくと良いでしょう。
○お土産もオリジナル商品が充実している
京都国際マンガミュージアムにはショップがあります。
そこでは、マンガやアニメ作品のグッズや雑貨、画集、書籍などが販売されています。
筆記道具やスクリーントーンなど、マンガを書くときに必要になる道具が販売されているのもマンガミュージアムだからこそ。
ミュージアム限定のおみやげもあり、オリジナルキャラクターの「マミュー」グッズも人気になっています。
マミューは、頭の後ろから伸びるマンガ作画用ペンと、 背中に背負った風呂敷がトレードマークのゆるきゃら。
風呂敷の中には、世界中のマンガが満載なんだそうですよ。
他にも販売されている戯画をモチーフにしたクリアファイルやマグネット、がま口財布などは外国人にも人気のお土産になっています。
○常設展示「マンガって何?」
2階メインギャラリーには、「マンガって何?」という常設展示があります。
これは、マンガとは何なのかという疑問に対応した、マンガを歴史や社会、産業等、各分野別に理解しやすく解説された展示になっています。
マンガには歴史があり、私達はただ本を読んでいるだけですがそこには読み方のルールが存在しているのです。
普段は意識もせずに読んでいるマンガを深く掘り下げると、いつからマンガができ読むようになったのかなど、そんな気づきや発見を展示で体験できる常設展示会場となっています。
○巨大火の鳥
吹き抜けエリアにある、「火の鳥」の巨大オブジェ。
ブラックジャックや鉄腕アトムなどのマンガ家で知られる手塚治虫氏は、日本マンガの発展に大きな貢献をされました。
そんな手塚治虫氏の代表的キャラクター「火の鳥」の巨大木造彫刻が2009年頃から飾られています。
このオブジェは、京都市が伝統産業製品の魅力を広く発信するために取り組む「京もの活動事業」の一環として紅松を材料に制作されました。
縦4.5メートル、横11メートルにもなる巨大木造彫刻は、圧倒的存在感があるでしょう。
○石膏手型 「マンガ家の手」
2階ギャラリーに足を運ぶと、たくさんの手が並んでいます。
これは、京都国際マンガミュージアムに来館されたマンガ家さんの手を石膏で型取り、手型として飾っているそうです。
100以上にもなるマンガ家の手が、作品と共に展示されていますのでお立ち寄りください。
○京都100人の舞妓展
京都と言えば、舞妓さん。
上七軒・先斗町・宮川町・祇園甲部・祇園東などの京都の栄えた場所で、舞踊や御囃子などの芸で興を添えるお仕事をする女性のことです。
この花街の舞妓さんは、京都らしさの象徴でもありますよね。
そんな、舞妓さんをマンガ家100人が描いた作品展がミュージアム南側の1階と2階で催されています。
個性豊かな舞妓さんは、一人ずつ表情やスタイルが全く異なり、それぞれのマンガ家が描いた舞妓さんをご覧くださいね。
○えむえむ紙芝居
2階の常設コーナー芝居小屋では昔ながらだけど新しい、ヤッサン一座による「えむえむ紙芝居」が行われている場所です。
ここでは、昔なつかしの紙芝居を今に伝える「えむえむ紙芝居」が行われており、小さいお子さんからお年寄りまで多くの人がいつも立ち寄ってウキウキと話に耳を傾けています。
1960年までは、まだテレビもめずらしい存在でした。
そんな時期に子供たちの娯楽となっていたのは、町中にやって来る紙芝居。
木枠を舞台にして、絵と語りで物語を読み聞かせてくれます。
絵が変わるごとに子供はどんどん話に引き込まれ、楽しませてくれますよね。
そんな紙芝居をまた見せてくれるのが、このコーナーです。
○似顔絵コーナー
京都国際マンガミュージアム1階の奥には、似顔絵コーナーがあります。
ここでは、該当する実施日に訪問するとプロの似顔絵作家が似顔絵を描いてくれるというイベントです。
作家さんによってテイストが違うのも人気の理由で、描いてほしい作家さんに声をかけて似顔絵を書いてもらいましょう。
実施している曜日によっては満席になり終了してしまうこともありますので、早めに受付をしておくと安心です。
料金や時間帯などは、公式ホームページでチェックしてみてください。
○マンガ工房
京都国際マンガミュージアム1階には、マンガ工房もあります。
マンガ工房では、現在活躍されている若手のマンガ家が作画を実演しているところを見ることができます。
細かな作画まで上手く描かれるプロの技は、まさに圧巻。
ぜひ、マンガ家になりたい方はここにも立ち寄ってみてください。
■京都国際マンガミュージアムにはイベントも?
京都国際マンガミュージアムでは、イベントが数多く実施されています。
最新情報は公式ホームページで要チェック。
近年ではアートメイドとして、オリジナルマンガ、アート作品、手作り雑貨、アクセサリー、服飾系の即売会が行われていたようです!
マンガ好きやアート好きにはたまらないイベントかもしれません。
■京都国際マンガミュージアムのミュージアムカフェにも立ち寄ろう
京都国際マンガミュージアムには、10店舗も京都エリアで展開されている「前田珈琲」があります。
場所は、フロア1階の入口近くで10時からオープンしています。
前田珈琲は、971年に創業してから50年以上、京都人に愛され続けてきた老舗喫茶です。
京都国際マンガミュージアムにあるマンガミュージアム店では、隆之介や牛若丸などのいったコーヒーや、トースト、パスタ、カレーなどを販売しており、種類豊富なモーニングとボリューム満点のランチが人気になっています。
また、京都国際マンガミュージアムとのオリジナルコラボメニューが販売されている時期もあるので要チェックです。
京都にはカフェなどが多くあり激戦区ですが、前田珈琲では独特な存在感を放ち長らく京都人に愛されてきました。
本店は京都中心部の烏丸にあり、朝は常連のお客さんコーヒーを飲み、昼にはOLやサラリーマンがランチをするなど、人気があります。
コーヒーもこだわり自家焙煎で、フードやお菓子もすべて手作り、ボリューム満点、多彩なスイーツなど魅力がいっぱい。
ミュージアム店では、来館された先生の壁面直筆イラストも飾ってありますので、くまなくチェックしてみてください。
■見る・聞く・作る・読む・食べる・買うのアクション必須!
京都国際マンガミュージアムでは、
・資料を見る
・紙芝居を聞く
・缶バッジを作ったり、マンガ家体験
・マンガ本を読む
・カフェで料理を食べる
・マンガにまつわるグッズを買う
など、楽しみ方が色々あります。
詳しく見てみましょう。
○資料を見る
大正時代からの古い資料が数万点も所蔵されているのは、京都国際マンガミュージアムの魅力の1つ。
大昔の資料を見て、調べ物をするにはピッタリでしょう。
○紙芝居を聞く
テレビの普及していなかった時代に人気のあった紙芝居。
いまでは紙芝居の読み聞かせをしている場所も滅多とありません。
京都国際マンガミュージアムでは、紙芝居の読み聞かせもしていますので足を運んでみてください。
○缶バッジを作ったり、マンガ家体験
イベント実施時には、作る体験もたくさんできます。
例えば自分でオリジナルの缶バッジを作ったり、マンガを作る体験ができます。
プロのマンガ家と同じ画材を使ってマンガを書けるのは、貴重な体験となるでしょう。
また、本格的に指導が受けられるプライベートレッスンもありますよ。
○マンガ本を読む
京都国際マンガミュージアムと言えば、やっぱり読書。
約5万点のマンガは、好きな場所で自由に読むことができます。
どんな本を読むか迷ってしまいそうですね。
○カフェで料理を食べる
来館した作家先生の直筆イラストやサインを眺めながら、美味しいコーヒーやフードを楽しめる前田珈琲。
アートと食事の両方を楽しむことができるでしょう。
○マンガにまつわるグッズを買う
オリジナルグッズやマンガ資料などのグッズを多数販売している「ミュージアムショップ」。
「マミュー」のグッズや海外向けのコミックなも種類も豊富に販売されています。
1日では足りないときには、休みを使って何回か訪れてみるのも良いかもしれません。
■京都国際マンガミュージアムの詳細情報
住所
京都府京都市中京区金吹町452
アクセス方法
京都市営地下鉄「烏丸御池駅」下車より徒歩約5分程度
電話番号
075-254-7414
公式ホームページ
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、京都国際マンガミュージアムの魅力や歴史、ミュージアム内にある人気のカフェなどをご紹介しました。
京都国際マンガミュージアムは、日本の漫画やグラフィックノベルなどを約30万点も所蔵する博物館です。
読書エリアもあり、元小学校の落ち着いた雰囲気でゆっくりと楽しむこともできます。
是非、京都国際マンガミュージアムでマンガのルーツを知ってみてくださいね。

