【修学旅行生は見て】エリア別・京都のおすすめ観光地~上京区/左京区/北区/右京区編~

KYOTREAT編集部

京都の観光スポットを“区”ごとに分けてご紹介するシリーズ第2弾!歴史の教科書でお馴染みのお寺や神社の名前は知っていても、京都市内の中での位置関係はイマイチよくわからない…という方、見ておいて損はないです。
位置関係を理解することで、効率よく観光できちゃうこと間違いなしですよ。

第1弾はこちらからどうぞ → https://kyotreat.jp/post-2893/ -エリア別・京都のおすすめ観光地~東山区/中京区/下京区/南区編~

第2弾となる今回は、ざっくり京都市内を南北に二分するとしたら比較的北エリアと言える場所。京都の玄関口で下京区にある「京都駅」からはバスや地下鉄などを駆使してじっくり周りたいエリアなので、ぜひ最後まで読んで気になるスポットを見つけてみてくださいね。

目次

■上京区

1.京都御苑

2.相国寺

3.護王神社

4.大将軍八神社

5.京都御所

■左京区

1.瑠璃光院

2.平安神宮

3.貴船神社

4.南禅寺

5.鞍馬山

■北区

1.金閣寺

2.建勲神社

3.源光庵

4.上賀茂神社

5.今宮神社

■右京区

1.龍安寺

2.愛宕神社

3.天龍寺

4.広隆寺

5.祇王寺

■まとめ

■上京区

1.京都御苑

写真 https://parkful.net/2016/08/kyotogyoen/

面積は約65haにも及ぶ広大な敷地を持つ「京都御苑」。

誰でも出入り可能な国民公園で、見どころは御所や九条池です。
都会の公園ではあるものの、自然にふれられることも特徴の1つ。植栽された樹木だけでなく四季で変化する様々な草木も自生しており、たくさんの生き物を見ることができます。

またテニスコートや広場もあるので、子供から大人まで体を動かして遊べます。
敷地内の閑院宮邸跡収納展示館では京都御苑の自然や歴史の展示も見られるので、是非足を運んでみてくださいね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■京都御苑
住所:京都府京都市上京区京都御苑3
交通:市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車、徒歩5分程度

HP:https://fng.or.jp/kyoto/

2.相国寺

写真 http://www.imamiya.jp/haruhanakyoko/colored/info/shokoku.htm

相国寺は臨済宗相国寺派大本山の寺院で、正式名称は「萬年山相國承天禅寺」。京都五山の第二位に列せられる名刹です。相国寺の「相国」には国を助ける、治めるという意味があります。
14世紀末に室町幕府三代将軍である足利義満が創立したといわれており、足利将軍や伏見宮家、桂宮家ゆかりの禅寺となっています。

これまでにも落雷や火災などと消失することもありましたが何度も建て直され、現存する法堂は1605年に再建されたもので、日本最古の法堂建築として残っています。
法堂は豊臣秀頼の寄進で、重要文化財にも指定されています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■相国寺
住所:京都府京都市上京区今出川通烏丸東入相国寺門前町701
交通:地下鉄烏丸線「今出川駅」下車、徒歩5分程度

HP:https://www.shokoku-ji.jp/

3.護王神社

写真 https://meishomeguru.com/9565.html

平安京建都に貢献した和気清麻呂を主祭神とする「護王神社」。
足腰にご利益があると有名で、足腰の病気や怪我の回復、健康、安全を願って多くの人が訪れます。

護王神社は和気清麻呂の姉である和気広虫姫が孤児を助ける事業をしていたことから、子育て明神とも呼ばれています。
また、和気清麻呂 が刺客に襲われたときに300頭のいのししに助けられたという伝説もあることから多くの狛猪が境内で見ることができ、「いのしし神社」としても親しまれています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■護王神社
住所:京都府京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
交通:地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車、徒歩7分程度

HP:http://www.gooujinja.or.jp/

4.大将軍八神社

写真 http://hidamari.club/blog/2018/12/29/6428/

延暦13年に桓武天皇が王城鎮護のために星神大将軍を勧請したと言われる神社です。

大将軍八神社は当時、大将軍堂と呼ばれていました。
方徳殿には大将軍神像が80体あり、重要文化財にも指定されています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■大将軍八神社
住所:京都府京都市上京区一条通御前西入西町48
交通:京福電車「北野白梅町」下車、徒歩7分程度

HP:http://www.daishogun.or.jp/

5.京都御所

写真 https://livejapan.com/ja/in-kansai/in-pref-kyoto/in-nijo-castle_kyoto-imperial-palace/article-a2000143/

京都御苑の中央北部にある建物。明治維新までは天皇のお住まいで、桓武天皇が794年に平安京を都に移されたのが始まりです。
京都御所の中でも格式の高い紫宸殿は平安時代の建築様式になっています。

京都御所は現在でも国賓の接遇や京都御茶会催されるなどの役割を果たしており、敷地内では回遊式庭園である御池庭を覗いたり、四季の植物を楽しんだりすることができます。

歴史を感じられる建築様式も注目してみてくださいね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■京都御所
住所:京都府京都市上京区京都御苑
交通:地下鉄烏丸線「今出川駅」より徒歩5分程度

HP:https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/kyoto.html

■左京区

1.瑠璃光院

写真 https://tabicoffret.com/article/73743/index.html

瑠璃光院は浄土真宗の寺院で、通常は非公開。ですが、春の青もみじと秋の紅葉の時期になると期間限定で公開され、数時間待ちは当たり前の人気観光地としても知られています。

数寄屋造りの書院は、名匠・中村外ニによってつくられました。

瑠璃の庭は苔の絨毯が見どころで、まるで異世界へやってきたような雰囲気を味わえます。
季節ごとに変化する赤黄緑の色鮮やかな景色を楽しんでください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■瑠璃光院
住所:京都府京都市左京区高野東山55瑠璃光院
交通:叡山電車「八瀬比叡山口駅」より徒歩5分程度

HP:https://rurikoin.komyoji.com/

2.平安神宮

写真 https://nihon-kekkon.com/wakon/heianjingu/

大きな鳥居が特徴の「平安神宮」。平安遷都1100年を記念し、1895年に創建された神社です。

岡崎のシンボルともいわれる大鳥居は昭和天皇御大礼の記念として建設され、後に重要文化財にもなりました。

境内の池泉回遊式庭園では季節の移り変わりを楽しむことができ、紅葉や枝垂れ桜なども人気があります。
その他にも大極殿や蒼龍郎、白虎楼などの重要文化財を見ることもできますよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■平安神宮
住所:京都府京都市左京区岡崎西天王町97
交通:地下鉄東西線「東山駅」より徒歩7分

HP:http://www.heianjingu.or.jp/

3.貴船神社

写真 https://eizandensha.co.jp/spot/73/

全国に約数千社ある貴船神社の総本社がこの左京区にあります。
本宮と奥宮の間にある結社は磐長姫命を祭神としており、縁結びの神様として信仰されています。

約1300年前には既に創建されていたそうなので、かなり古い神社の1つとも言えるでしょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■貴船神社
住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
交通:叡山電車「貴船口駅」より徒歩30分程度

HP:https://kifunejinja.jp/

4.南禅寺

写真 https://kyotokankoblog.com/2021/10/03/nanzenjikouyouranking/amp/

南禅寺は1291年に無関普門が亀山法皇の離宮である「禅林寺殿」を開山したのが始まりのお寺。

狩野探幽の襖絵「水呑の虎」などの重要文化財もあり、見どころもたくさんあります。
特に水路閣は紅葉の名所とされているほか、江戸初期を代表する枯山水庭園も必見です。

境内では琵琶湖疏水の音に耳を傾けながら、爽やかな気持ちで参拝することができるでしょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■南禅寺
住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町86
交通:地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩3分

HP:https://www.nanzenji.or.jp/

5.鞍馬山

標高584mの鞍馬山。春には桜、秋には紅葉などの名所として人気があり美しい自然の中を歩くことができます。

650万年前に金星から護法魔王尊が降りたと言われる魔王殿があり、パワースポットとしても有名です。また天狗に武術などを学んだといわれる、牛若丸の伝説の残る山なので不思議な雰囲気とパワーを感じながら楽しめそうですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■鞍馬山
住所:京都府京都市左京区
交通:叡山電車「鞍馬寺駅」下車、徒歩30分

■北区

1.金閣寺

写真 https://thegate12.com/jp/article/389

京都市北区と言えば「金閣寺」。
金閣寺は臨済宗相国寺派のお寺で、正式名称は「鹿苑寺」といいます。

鎌倉時代に西園寺公経の別荘を室町幕府三代将軍の足利義満が譲り受けて山荘北山殿を造ったことが金閣寺の始まりです。

北山殿は足利義満の死後に禅寺へ改められ「鹿苑寺」と呼ばれるようになりました。
これまでに応仁の乱や放火によって消失することもありましたがその度に再建されており、現在ではユネスコの世界遺産として京都の美を代表するお寺になっています。

鏡湖池には金閣寺の姿が鏡のように映るので、金閣寺から少し離れたところから眺めて四季の移り変わりを感じてみてくださいね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■金閣寺
住所:京都府京都市北区金閣寺町1
交通:京都市営地下鉄烏丸線「北大路駅」下車、北大路バスターミナルより市バス205系統乗車「金閣寺道」下車すぐ

HP:https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/

2.建勲神社

写真 http://kenkun-jinja.org/history.html

“ けんくん神社 ” と呼ばれ親しまれる建勲神社。正しくは「たけいさお神社」と読み、1869年に明治天皇により創建されました。

日本が侵略されなかったのは日本の天下統一を目指した織田信長のお陰だと思った明治天皇は、建勲神社を「健織田社(たけしおりたのやしろ)」として建てました。
現在では信長公記などの重要文化財があり、織田信長がお祀りされています。

毎年10月19日には織田信長の入洛を記念した「船岡大祭」が行われ賑わいます。季節によってはソメイヨシノや紅葉も見ることができます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■建勲神社
住所:京都府京都市北区紫野北舟岡町49
交通:京都市バス「建勲神社前」下車、徒歩9分程度

HP:http://kenkun-jinja.org/

3.源光庵

写真 https://4travel.jp/travelogue/11158482

曹洞宗の「源光庵」は1346年に大徳寺の徹翁国師が隠居所として開いたお寺です。

源光庵で有名なのが
「悟りの窓」と「迷いの窓」です。
丸い悟りの窓は、禅と円通の心の意味があり、四角い迷いの窓は人間の生涯である生老病死の四苦八苦を表しています。

本堂前にある庭園を迷いの窓から見て、これまでの人生を見つめ、自分に向き合うことで悟りの境地へ導かれるという意味があります。

源光庵では夏の新緑、秋の紅葉を見ることもできますのでその時期に訪れる際は要注目です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■源光庵
住所:京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
交通:京都市バス「鷹峯源光庵前」下車、徒歩1分程度

HP:https://genkouan.or.jp/

4.上賀茂神社

写真 http://www.imamiya.jp/haruhanakyoko/kyototravel/kamiga.htm

最古の歴史を持つ神社として有名な「上賀茂神社」。
正式名称は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」と言い、現在は古都京都の文化財として世界遺産に登録されています。

京都の三大祭のひとつ「葵祭」では総勢500名以上が列を作り、上賀茂神社へ向かいます。
春になると桜の開花時期に合わせて多くの観光客が訪れることでも有名です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■上賀茂神社
住所:京都府京都市北区上賀茂本山339
交通:京都市営地下鉄「北大路駅」下車、北3号系統乗車「上賀茂神社前」下車すぐ

HP:http://www.kamigamojinja.jp/

5.今宮神社

写真 https://hello-iroha.com/column/imamiya_jinja/

「玉の輿神社」として親しまれる今宮神社。ここを信仰したお玉が出世したので、この名前で親しみがあるそうです。
今宮神社は平安時代に流行した疫病や災害を止めるべく創始され、健康長寿や無病息災、良縁の神として信仰されています。

今宮神社には奇石と言われる「阿保賢(あほかし)さん」と言う、神占石があります。叩くとおこる石や、願いが叶う石とも言われており、多くの観光客が並ぶそうです。

また、疫病退散を願った「やすらい祭」では、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■今宮神社
住所:京都府京都市北区紫野今宮町21
交通:京阪「出町柳駅」下車、市バス1番「船岡山」下車、徒歩7分程度

HP:http://www.imamiyajinja.org/

■右京区

1.龍安寺

写真 https://thegate12.com/jp/article/423

龍安寺は1450年に細川勝元が創建しました。
明治時代には衰退していた龍安寺でしたがイギリスの女王であるエリザベス二世が拝観し、石庭を褒められたことをきっかけに有名になりました。

春は桜、秋は紅葉、季節によっては睡蓮を見ることも可能です。特別名勝でもある枯山水庭園の美しさには言葉を失うほど。

また普段は非公開で、不定期に公開される茶室「蔵六庵」も素敵ですよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■龍安寺
住所:京都府京都市右京区龍安寺御陵下町13
交通:京福電鉄「竜安寺駅」より徒歩7分

HP:http://www.ryoanji.jp/smph/

2.愛宕神社

写真  http://atagojinjya.jp/

愛宕神社は標高924mの愛宕山に位置する、全国に900社以上ある愛宕神社の総本宮です。

愛宕神社は781年に建立され、当時は白雲寺という名で親しまれていました。
本尊は厄除千手観音で、毎年7月末にある千日通夜祭では数万人の人が訪れます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■愛宕神社
住所:京都府京都市右京区嵯峨愛宕町
交通:阪急電車「嵐山駅」からバスで約30分、清滝バス停から徒歩約2時間

HP:http://atagojinjya.jp/

3.天龍寺

写真 https://www.tenryuji.com/season/autumn/index.html

天龍寺は1339年に後醍醐天皇の菩提を弔う目的で、足利尊氏が創建しました。

これまでに火災によって建物が多く失われましたが、明治時代に再建され現在は世界文化遺産にも登録されています。

池泉回遊式庭園の庭園である曹源池庭園は日本初の史跡、特別名勝になっており、その美しさを一目見ようと数多くの人が訪れます。
法堂天井に描かれている「雲龍図」も見逃がせません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■天龍寺
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
交通:阪急電車「嵐山駅」より徒歩15分

HP:https://www.tenryuji.com/

4.広隆寺

写真 https://butsuzolink.com/koryuji/

603年に秦河勝が建立したと言われる広隆寺。京都の中でも最も古いお寺で、数多くの重要文化財があります。

日本史や美術の教科書でおなじみ、国宝の「弥勒菩薩半跏像」も広隆寺に行けば見ることができますよ。また、10月には京都三大奇祭の1つである「牛祭」が行われることでも知られています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■広隆寺
住所:京都府京都市右京区太蜂岡町32
交通:京福電鉄「太秦広隆寺駅」より徒歩すぐ

5.祇王寺

写真 https://www.giouji.or.jp/season/

平家物語で知られる白拍子の祇王が、妹の祇女と母親とともに出家して入寺したと言われている「祇王寺」。

これにより、草庵の仏間には本尊の大日如来と平清盛、祇王、祇女、母刀自、仏御前の木造が安置されています。

一番の見どころは、すべての光景が緑に染まった境内の苔庭。夏の時期になれば、緑の深さに目を奪われてしまうでしょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■祇王寺
住所:京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
交通:JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」より徒歩25分程度

HP:https://www.giouji.or.jp/

■まとめ

■まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は京都市内・北エリアのオススメ観光地をご紹介させて頂きました。

他のエリアの観光地もこちらにまとめていますので、是非ご覧くださいね。