北野天満宮だけじゃない!菅原道真と深い縁のある人気のパワースポット

KYOTREAT編集部
京都市内で人気の観光地・京都御所。西側に接する烏丸通の向かい側に、学問の神様である菅原道真と深い縁のある神社「菅原院天満宮神社」が建っているのをご存じでしょうか?病気平癒・学業成就・安産祈願などにご利益があり、ひそかに人気を集めているスポットです。境内はこぢんまりとしており、15~20分ほどで参拝できるので、京都御所と合わせて訪れることが可能。本記事では、菅原院天満宮神社の歴史や見どころを紹介します。

菅原道真が住んでいた場所に建つ菅原院天満宮神社

菅原院天満宮神社は、菅原道真を含む菅原家一族が代々住んでいた区画に建っています。道真公の曾祖父・古人朝臣のころから菅原家の屋敷が建っており、道真公もここで誕生しました。

菅原家の屋敷が神社に変わったのは、道真公が大宰府(現在の福岡県太宰府市)で亡くなった後のこと。その頃、平安京では天災が発生したり貴族の病死が続いたりしたので、道真公の恨みがこの状況を引き起こしているのでは、と言われるようになったのです。そこで道真公を神として祀ることで収めようと、菅原院天満宮神社が建てられました。

「産湯の水」を飲んでパワーチャージ!

菅原院天満宮神社の境内には、道真公の産湯に使われたと伝わる水の湧く井戸が、現在でも残っています。道真公が誕生したのは845年ですから、1100年以上の歴史があります。井戸に使用されている石も、平安時代のものだそうです。

境内には「産湯の水」が出る参拝者用の給水所もあるため、空の水筒やペットボトルを持って行くのがおすすめ。学業成就や病気平癒のご利益を体内に取り込んでみましょう!

「平癒石」で身体の悪いところを癒してみよう

拝殿の左側にある末社・梅丸大神は、主に癌封じにご利益があるとされています。建物の前には「平癒石」という球体の石が置いてあり、社務所で配布している白いハンカチを石にあて、次に患部にあてると効果があるとのこと。ほかにも、梅丸大神はできもの・はれもの・皮膚病の信仰も集めているので、これからの健康を祈願したい方はぜひ試してみてください。

社務所ではどんなものを販売しているの?

社務所では、お守り・絵馬・お札を販売しています。ご利益は癌封じや家族健康、学業成就などです。道真公が愛好した梅の花をあしらったものが多く、お土産にもおすすめです。

ほかにも御朱印やステッカー、丑みくじなども受けられます。丑みくじはパステルカラーの丑の置物におみくじの紙が入っており、つぶらな瞳がかわいらしいと人気です。本殿への参拝が終わったら、社務所にも立ち寄ってみましょう。

京都御所観光と合わせて訪れたい「菅原院天満宮神社」

菅原院天満宮神社は、京都御所の西側・烏丸通り沿いにある神社です。地下鉄丸太町駅からは徒歩3分、御所内にある紫宸殿からは徒歩15分ほどのため、ちょっと立ち寄るのにぴったり。「産湯の水」や「平癒石」など、体験して楽しめる場所もあるので、ぜひ訪れてみてください。