2023年の干支は「癸卯(みずのとう)」卯モチーフの和菓子を京都で

KYOTREAT編集部

2022年も残りわずかとなりました。
そして、来る2023年の干支は、「癸卯(みずのとう)」です。

干支というと、ねずみやうし、とらなどの十二支(じゅうにし)を思い浮かべる方が多いかと思います。
十二支を干支の意味で用いることもありますが、本来は、十干(じっかん)と十二支を組み合わせたものが干支と呼ばれています。

「十二支」はよく知られている通り、子(ね:ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う:うさぎ)、辰(たつ)、巳(み:へび)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い:いのしし)と、その年を12種類の動物になぞらえたものです。

「十干」は、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の10の要素があり、もとは1から10までものを数えるための言葉です。

干支は、十二支と十干を組み合わせた60通りがあり、月、日や年を表すことに使われます。代表的なものが還暦で、60年で干支が一巡し、誕生年の干支に還ることが還暦の由来なんだとか。

「癸」は、物事の終わりと始まりを意味し、また「揆(はかる)」につながる文字として植物の中にできた種が大きくなり萌え出ずる準備をしている様子を表しています。

「卯」は十二支においては、もともと植物が循環する様子を表しており、十二支の4番目の「卯」は茎や葉が大きくなる様子を表しており、「植物の成長」という意味もあるため、新しいことに挑戦するのに最適な年と言われています。

また、卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質や、多産であることから、「家内安全」「子孫反映」を象徴すると言われています。さらにその跳びはねる姿から「飛躍」、「向上」の象徴としても親しまれてきました。

ですから、「癸卯」の年は、今後の成長・飛躍のために準備してきたことが芽吹き始める年であると言えます。

そこで2023年は、皆さんにとってこれまでの積み重ねが花開く年になりますようにと、干支をテーマにした和菓子で新年を祝ってみるのはいかがでしょうか?

京都で購入できる干支モチーフの和菓子をご紹介していきましょう!

目次

虎屋の干支羊羹「駆けうさぎ」

亀屋良長の「干支菓 満々」

UCHU wagashiの「ochobo mini 干支」

俵屋吉富の干支まんじゅう「うさぎ」

虎屋の干支羊羹「駆けうさぎ」

写真 https://www.toraya-group.co.jp/

トップバッターは、虎屋の「駆けうさぎ」です。うさぎが新年がやってくるのを喜び、素早く駆け回る愛らしい姿を煉羊羹で表現しています。色合いは紅白で、うさぎ年の新年を寿ぐのにぴったりですね。
竹皮に包まれたフルサイズに加え、ハーフサイズがあり、買いやすいのもうれしいポイントです。

写真 https://www.toraya-group.co.jp/

また、春を思わせる桃色の背景色に、のびのびとした朗らかなうさぎの姿を配した期間限定の化粧箱入りセット「5本入 兎柄化粧箱」も用意されています。定番の『夜の梅』『おもかげ』各2点、『新緑』1点の小形羊羹がかわいいうさぎのパッケージ仕様となって詰め合わせれているので、ギフトとしても重宝しそうです。

写真 https://www.toraya-group.co.jp/

さらに、うさぎモチーフの生菓子も!「ゆめうさぎ」は餅製の生地で御膳餡(こし餡)を包み、耳と目の焼き印を押し、ふっくらと体を丸めて眠るうさぎを表現しています。穏やかに夢を見ているような様子に心なごみます~。

店名:虎屋 一条店
住所:京都府京都市上京区烏丸通一条角広橋殿町415
電話:075-441-3111

HP:https://www.toraya-group.co.jp/

亀屋良長の「干支菓 満々」

写真 https://www.instagram.com/kameyayoshinaga/

次のお菓子は、亀屋良長の「干支菓 満々」。
表面には、2023年の干支「卯」の文字があしらわれたしっとり食感の焼菓子です。
オーガニック・自然農法の柚子から自家製ピューレと乾燥ピールをつくり、 桃山生地にクリームチーズと共に合わせ、焼き上げられています。
チーズのコク・白餡の滋味・柚子のフルーティーな酸味がよくマッチしています。

写真 https://www.instagram.com/kameyayoshinaga/
写真 https://www.instagram.com/kameyayoshinaga/

また、パッケージに、京都のテキスタイルブランド「SOU・SOU」の卯年の柄を用いた「迎春 笑み福」も登場しています。おせち料理をイメージして、黒豆・栗・くるみなど、縁起物がトッピングされています。梅に見立てたクランベリーの酸味が味のアクセントになった、華やかな新感覚の羊羹です。

店名:亀屋良長 本店
住所:京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
電話:075-221-2005

HP:https://kameya-yoshinaga.com/

UCHU wagashiの「ochobo mini 干支」

写真 http://uchu-wagashi.jp/

次はUCHU wagashiのお菓子です。
UCHU wagashiは、上京区に本店を構える干菓子の専門店です。
斬新なデザインや豊富なフレーバー・ユニークな食感が持ち味の現代的な商品をリリースしているブランドでありながら、選びぬいた素材で一つ一つ丁寧に手仕事で作る落雁や和三盆の味わいは一級品。
ピースを組み合わせて、絵を描くようにデザインできるカラフルな落雁「drawing」や、ココア味とバニラ味のかわいい8種類の動物の落雁「animal」、ジャスミン茶、ほうじ茶、抹茶のティーフレーバーが香る、一口サイズの和三盆「ochobo」などが代表的なアイテムで、府外に住む友人や親戚へのギフトとしてヘビーに使わせていただいています♪

写真 http://uchu-wagashi.jp/

迎春菓子として登場している「 ochobo mini 干支 」は、ほうじ茶、きなこ、プレーンの3種類の味の和三盆の詰合せ。可愛らしいうさぎをモチーフにした真っ赤なBOXは、華やいだ雰囲気でお正月にピッタリですね。

カジュアルながら本格的な味わいなので、幅広い世代の方に喜ばれそうです。

店名:UCHU wagashi 寺町本店
住所:京都市上京区寺町通丸太町上ル信富町307
電話:075-754-8538

HP: http://uchu-wagashi.jp/

俵屋吉富の干支まんじゅう「うさぎ」

写真 https://kyogashi.co.jp/

次のお菓子は、毎年購入している俵屋吉富の干支まんじゅうです。
昨年の虎もとても立体的で可愛く仕上がっていたのですが、今年のうさぎもべっぴんさん!縁起の良い黄金色に焼き上げた白餡入り桃山生地の焼菓子で、しっとりほろほろとした口どけと、まろやかなおいしさが楽しめます。素朴ながらしみじみおいしい、ほっとするお菓子です。

店名:俵屋吉富 本店
住所:京都市上京区室町通上立売上ル
電話:075-432-2211(代)

HP: https://kyogashi.co.jp/

見て楽しい、食べて美味しい和菓子で良いお年をお迎えください♪