京都・鞍馬寺の歴史や見どころ!牛若丸や天狗伝説についても紹介

KYOTREAT編集部

あの牛若丸が修行をしたとも言われる「鞍馬寺」。
数々の見どころや伝説があり、京都屈指のパワースポットとしても人気がありますよね。

そこで今回は京都・鞍馬寺の歴史や見どころ、天狗伝説などについてご紹介したいと思います。

目次

■そもそも鞍馬とは?

■鞍馬寺とは?

■鞍馬寺の天狗伝説?

■鞍馬寺の見どころ!

■まとめ

■そもそも鞍馬とは?

京都府京都市の北部に位置する鞍馬。
京阪本線「出町柳駅」から叡山電車に乗り換えて鞍馬駅に着けば空気もガラリと変わります。

1200年もの歴史を持つ鞍馬寺を中心に門前町が形成されており、京都の中でもパワースポットとして大変な人気があります。

春には桜、秋には紅葉などを楽しむことができ、遠方から自然の癒やしや神秘的な力を求めてやってくる人も数多くいます。

■鞍馬寺とは?

写真 https://aumo.jp/articles/48207

鞍馬寺は鞍馬弘教の総本山。
宝亀元年の770年に、鑑真和上の弟子である鑑禎上人が毘沙門天を祀ったことがお寺の始まりとなっています。
そして796年には伽藍が造営されて大城鎮護の道場となりました。
また650万年前に金星から神が降りたという伝説もあり、宇宙の力を持つパワースポットとしても有名です。
与謝野晶子の遺品や源氏物語の若紫巻の舞台、牛若丸が天狗と修行したなどの伝説もあることから、例年多くの観光客が参拝に訪れます。

■鞍馬寺の天狗伝説?

鞍馬寺と言えば、天狗伝説!
後の源義経こと「牛若丸」が鞍馬寺で山伏と出会い、武術などを修行したと言います。
この山伏こそが大天狗だったという伝説があり、それにちなんで由岐神社では「天狗おみくじ」が引けますよ。

■鞍馬寺の見どころ!

では、鞍馬寺にはどのような見どころがあるのでしょうか。
1つずつ見てみましょう。

◯本殿金堂

写真 https://aumo.jp/articles/48207

鞍馬寺の本殿金堂内には千手観世音菩薩、毘沙門天像、語法魔王尊像などが祀られています。
この三位一体となった鞍馬寺のご本尊が、宇宙のエネルギーを授かることができると話題になっています。
ご本尊は秘仏なので、60年に一度の丙寅の年に開扉されます。
金剛床の中心に立って両手を広げ、空を仰ぎながら祈ると宇宙と一体化してエネルギーを感じられるかもしれません。
また本殿前には狛犬ではなく「阿吽の虎」が鎮座しています。
毘沙門天の遣いの神獣と言われており、五十音が「あ」から「ん」で終わることから宇宙の力を持っているそうです。
こちらもあわせて見ておきたいですね。

◯由岐神社

写真 https://aumo.jp/articles/48207

鞍馬駅よりケーブルを使わずに九十九折参道を歩くと、徒歩10分程度の場所に「由岐神社」があります。
本来は京都御所に祀られていましたが、戦乱や地震などによって鞍馬へ遷宮しました。

「鞍馬の火祭」は毎年10月に行われ、京都三大奇祭の1つとして有名です。
由岐明神が勧請されたときに里人たちがかがり火を焚いて迎えた古事にちなんでいるそうです。

由岐神社は商売繁盛や縁結びのご利益があると有名です。
鳥居をくぐると樹齢800年にもなる大杉があり、その高さは53m。
京都市天然記念物にも指定され、大杉さんとして親しまれています。

願いを込めれば叶うパワースポットとしても人気の場所です。

◯奥の山陰道、魔王殿

写真 https://aumo.jp/articles/48207
写真 https://aumo.jp/articles/48207

牛若丸が山伏に剣術を習ったと言われる場所「奥の山陰道」。
ここは魔王殿に至るまでの山道のことで、ここには牛若丸が背くらべをしたと言われる「背比べ石」や地表に多くの根っこが露出していて兵法修行をしたと言われる「木の根道」が見どころです。

魔王殿手前には、非業の死を遂げた義経の魂が祀られているという義経堂もあります。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、京都・鞍馬寺の歴史や見どころなどについてご紹介させて頂きました。
是非、牛若丸が修行したと言われる奥の山陰道なども歩きやすい靴で訪ねてみてくださいね。

施設名:鞍馬山 鞍馬寺
住所:京都府京都市左京区鞍馬本町1074
アクセス:地下鉄烏丸線「国際会館駅」より京都バス鞍馬温泉行「鞍馬」下車

HP:https://www.kuramadera.or.jp/