毎年2月3日は節分の日。家庭で節分の日を過ごすときは、豆まきをして恵方巻を食べますよね。
京都の神社仏閣のなかには節分の日に今年1年の厄を祓えるよう、節分のお祭りを実施するところもあります。
今回は数ある神社仏閣のなかから、節分の日を過ごすのにおすすめの場所を2カ所紹介します。
目次
■吉田神社
■壬生寺
■京都の寺社仏閣の節分会・節分祭に参加してみよう!
■吉田神社
吉田神社は、京都大学の近くにある神社です。最寄り駅の京阪出町柳駅と叡山電鉄出町柳駅からは少し距離があるため、バスに乗って京大農学部前か北白川で下車するのがおすすめ。
西暦859年に平安京の守護神として創建し、厄除けや開運にご利益があります。
境内には料理の神様やお菓子の神様を祀るお社もあり、多くの人からの信仰を集めています。
節分祭は、毎年2月2日から2月4日の3日間にわたって開催される吉田神社の一大行事です。
お祭りの期間中は境内を燈籠やしめ縄で飾り、荘厳な雰囲気になります。
3日間で鬼を追い払う追難式、夜に実施する火炉祭など様々な行事を行っており、見どころが盛りだくさんです。
2月2日と2月3日は約800店もの露店が並び、賑やかなお祭りの雰囲気も楽しめます。
またお祭りの期間中は、普段は入れない大元宮の内院の参拝も可能です。
節分祭の機会に、普段は見れない吉田神社の特別な景色を見に行ってみましょう。
・施設名:吉田神社
・HP:http://www.yoshidajinja.com/index.html
・住所:〒606-8311 京都市左京区吉田神楽岡町30番地
・電話:075-771-3788
■壬生寺
壬生寺は、阪急大宮駅と京福大宮駅の近くにあるお寺です。
壬生寺の近くには新選組の屯所跡もあり、幕末志士ゆかりの地として歴史ファンからの人気を集めています。
壬生寺の境内は、かつて新選組の隊士の訓練所として使われていました。
現在の境内には、新選組隊士の墓や局長である近藤勇の胸像などがあります。
壬生寺の節分会は、平安時代後期に在位した白河天皇の発願によって始まったと伝えられており、約900年もの長い歴史を持ちます。
節分の前日からお祭りが始まり、2月2日には狂言「節分」を4回上演するほか、午後からはお寺の周囲を地元の保育園児や山伏たちが練り歩いたり、本堂前で祈祷が行われたりします。
節分当日は、本堂内で厄除けの祈祷を終日実施。
厄除けのお札や起き上がりダルマ守、交通安全のお守りなどの授与もされます。
「炮烙」という焼き物に家族や知人の年齢・性別・願い事などを書いて奉納した人は、その年の厄を逃れられると言われているので、ぜひ試してみてください。
・施設名:壬生寺
・HP:https://www.mibudera.com/
・住所:〒604-8821 京都市中京区壬生梛ノ宮町31
・電話:075-841-3381
■京都の寺社仏閣の節分会・節分祭に参加してみよう!
今回紹介した寺社仏閣では、節分会・節分祭の期間中は露店が立ち並んだり、伝統的な狂言を上演したりします。
お守りや屋台料理を購入するのもよいですし、節分行事の長い歴史を体感するのもおすすめです。
2月2日から2月4日の間は吉田神社や壬生寺を訪れて、旅の思い出を作ってみてください。