京都・出町柳駅からほど近く、鴨川と高野川が合流する「鴨川デルタ」のすぐそばに店を構える和菓子店「出町ふたば」。1899年(明治32年)創業、120年を超える歴史を持つこの店は、地元の人はもちろん、国内外から訪れる観光客までもが行列を作る京都屈指の人気店です。
平日の午前中から店先には常に列ができ、時には30分以上待つことも珍しくありません。それでも多くの人がわざわざ足を運ぶのはなぜなのか。この記事では、看板商品「名代豆餅」の魅力から、歴史、購入方法、行列を避けるコツまで詳しくご紹介します。
お断り:価格・営業時間・定休日は変更される場合があります。訪問前に必ず最新情報をご確認ください。
目次
■出町ふたばとは?120年の歴史
■看板商品「名代豆餅」が愛される理由
■豆餅以外の人気商品
■基本情報・アクセス
■行列を避けるコツ・購入時の注意点
■出町ふたばとは?120年の歴史

出町ふたばは、1899年(明治32年)、石川県小松市出身の初代・黒本三次郎氏によって創業されました。故郷である小松市に伝わる、神饌(しんせん:神様へのお供え物)としての豆餅にヒントを得て考案したのが、現在の看板商品「名代豆餅」の始まりと伝わっています。
店があるのは、賀茂川(鴨川の上流部)にほど近い出町商店街の一角。今も変わらぬ製法・立地で商売を続け、地元の人々の日常のおやつから、観光客の京都土産まで、幅広く愛され続けています。
■看板商品「名代豆餅」が愛される理由

○厳選された素材
出町ふたばの豆餅が「他の大福とは違う」と評される理由のひとつが、素材への徹底したこだわりです。
- 赤えんどう豆
北海道・美瑛周辺など、選び抜かれた農家から仕入れ。食感と塩気のアクセントに - こし餡
北海道十勝産の小豆を使用。上品な甘さとなめらかな口当たりが特徴 - お餅
滋賀県産の羽二重もち米を使用。しっかりとした弾力とお米本来の甘みが際立つ
〇昔ながらの製法
素材だけでなく、作り方にも代々受け継がれた技があります。羽二重もち米は蒸したあと二度づきすることで、独特のモチモチとした食感を生み出しています。成形の際も、風味が損なわれないよう手早く丸めるなど、細部までこだわり抜かれた工程が、他店にはない味わいを生み出しています。
赤えんどう豆のほのかな塩気が、こし餡の上品な甘さを引き立てる絶妙なバランスも人気の理由。販売当日中が消費期限とされる、まさに「作りたて」をその場でいただく和菓子です。
■豆餅以外の人気商品
出町ふたばの看板商品はもちろん名代豆餅ですが、季節ごとに登場する商品も見逃せません。
- 豆餅:看板商品。赤えんどう豆とこし餡、羽二重もち米のハーモニー
- 田舎大福(よもぎ餅):よもぎの香り豊かな定番商品
- 黒豆大福:豆餅とはまた違った香ばしさが楽しめる
- 丹波栗餅(季節限定・秋):大粒の丹波栗をまるごと使用。栗本来の自然な甘さが魅力
- 水無月・抹茶水無月(季節限定・6月):夏越の祓にちなんだ京都の伝統菓子
- 栗おこわ・赤飯:甘いものだけでなく、おこわ・赤飯も人気商品
- わらび餅:本わらび粉を使った、とろけるような食感
季節限定商品は売り切れも早いため、狙っている商品がある場合は早めの時間帯の来店がおすすめです。
■基本情報・アクセス
| 項目 | 詳細 |
| 店名 | 出町ふたば |
| 住所 | 京都府京都市上京区出町通今出川上ル青龍町236 |
| 電話 | 075-231-1658 |
| 営業時間 | 8:30〜17:30(売り切れ次第閉店。時期により変動あり) |
| 定休日 | 火曜日、第4水曜日(祝日の場合は翌日休)※年末年始(1/1〜1/7頃)、お盆(8/17〜19頃)、GW振替休あり |
| 支払い方法 | 現金が基本(事前に店舗へご確認ください) |
| アクセス | 京阪本線「出町柳駅」5番出口から徒歩約7分(河合橋・出町橋を渡る)市バス・京都バス「河原町今出川」バス停から徒歩約2分 |
購入したお菓子は、すぐ近くの鴨川デルタ(鴨川と高野川の合流地点)の河川敷でいただくのも人気の楽しみ方。天気の良い日には、川のせせらぎを聞きながらの一服がおすすめです。
■行列を避けるコツ・購入時の注意点
- 開店直後を狙う
平日でも8:30の開店前から行列ができることが多いため、開店と同時の来店が最も並ばずに買える可能性が高い時間帯です。 - 土日・観光シーズンは特に混雑
週末や桜・紅葉シーズンは行列が大きく伸びる傾向があります。時間に余裕を持って訪れましょう。 - 売り切れに注意
人気商品や季節限定品は、午前中から午後にかけて売り切れることも珍しくありません。目当ての商品がある場合は早めの来店を。 - 消費期限は当日中
生菓子のため日持ちしません。持ち帰る場合はその日のうちに食べきるのがおすすめです。 - 百貨店でも購入可能
本店に並ぶのが難しい場合、京都駅のJR伊勢丹、京都大丸、京都高島屋などでも取り扱いがあることがあります(店舗・販売日は変動するため、事前に確認するのが確実です)。
■まとめ
100年以上にわたり、素材・製法にこだわり抜いた味を守り続ける「出町ふたば」。行列は覚悟が必要ですが、それだけの価値がある一品として、多くの人がリピートする理由がよくわかります。出町柳・鴨川デルタ周辺を訪れる際は、ぜひ時間に余裕を持って立ち寄ってみてください。
※本記事の価格・営業時間・定休日情報は変更される場合があります。訪問前には必ず店舗にご確認ください。

