四季折々の情景で人々を楽しませてくれる京都。中でも桜のシーズンと紅葉の季節には全国各地から多くの人々が訪れ、街がにぎやかになります。
京都には数えきれないほどの桜の名所がありますが、今回は近年注目を集め始めている桜スポット「背割堤(せわりてい)」をご紹介します!
目次
- 圧巻!全長1.4kmの桜並木
- 復路は堤の下の歩道から
- 「さくらであい館 展望塔」
- 背割堤さくらまつり
圧巻!全長1.4kmの桜並木
「背割堤(せわりてい)」は、京都府八幡市にある「国営公園・淀川河川公園背割堤地区」という名の堤防です。
宇治川( 淀川 )と 木津川 の合流部に2つの河川を区切るように位置し、全長1.4kmの堤防には約250本のソメイヨシノが植えられています。
並木道を歩いてみると、まるでピンク色のトンネルの中を通過しているようです。
道幅があまり広くないので、花びらの写真を間近で撮ることができますよ。この並木、もともとは松の並木でしたが昭和40年頃に植え替えられたのだとか。樹齢約50年になる桜の木々は枝ぶりが素晴らしく1本1本が堂々としており無数の花々をたたえています。
復路は堤の下の歩道から
堤の先端に到着すると、堤が階段状のブロックで囲まれており「(大阪湾)河口から36.0km」という石標があります。ここからの復路は、堤の下の歩道を通って戻りましょう。
堤の上からとは目線の高さが異なり、堤の上から下に向かって流れるように桜が咲き乱れる様子を眺めることができます。
また、草のグリーン、桜のピンク、空のブルーという3色の雄大なコントラストが楽しめます。
歩いても歩いても桜が尽きないので、写真撮りすぎ注意報発令間違いなしのコースです。
「さくらであい館 展望塔」
背割堤の桜並木の起点となる御幸橋沿いに、観光情報センター「さくらであい館」があります。展望塔や周辺市町の情報発信コーナーやイベントスペース、売店などがあり、展望塔からは、地上25メートルの高さから桜並木を一望することができるんです!
背割堤さくらまつり
今年のさくらまつりは3月26日(土)~4月5日(火)の予定。河川敷に新鮮野菜、グルメ、スイ-ツ等のお店が出店したり、船上からお花見ができる「さくらであいクルーズ」という遊覧船やボートも運行予定です。日本庭園や寺社と桜の共演も良いものですが、雄大なパノラマを楽しめる背割堤だけの桜の絶景を一度見に行かれてみてはいかがでしょうか?
■さくらであい館
所在地 京都府八幡市八幡在応寺地先
開館期間 9:00~17:00
展望塔利用時間 9:00~16:30
休館日 12月29日~1月3日
アクセス 京阪電鉄 京阪本線 石清水八幡宮駅出口から徒歩約11分