都会の喧騒から少し離れて。京都でのんびり散歩

KYOTREAT編集部

東京出身だけど、京都が大好き!

都会の慌ただしい時間を忘れて、落ち着いた雰囲気の中でのんびりと過ごしたくなったら、思い切って新幹線に飛び乗り、京都に行ってみるのはいかがでしょうか。

今回はそんな時ホッとひと息つけるような場所、「祇園白川」をご紹介します。

目次

  • 「祇園白川」ってどんなところ? お散歩ルートをご紹介!
  • お気に入りのスポット「祇園 巽橋(たつみばし)」
  • 祇園白川にある小さな神社「辰巳大明神」
  • 休憩に甘いものを「ぎをん小森」で
  • 地元の人には普通の通路?「一本橋」を渡ってみよう!
  • まとめ

「祇園白川」ってどんなところ? お散歩ルートをご紹介!

祇園の中心、花見小路を進んだ先にある白川と新橋通に面する通りを「祇園白川」と呼びます。

祇園白川や四条通りを含む辺り全体は、平安時代頃から八坂神社の門前町として発展し、美しい街並みは伝統建物保存地区に指定されています。

白川に沿って続く石畳の道は町家や料亭、趣きのある橋などが見られる京都の風情たっぷりなスポット。東京にはない街並みを散歩することができます。

普段は都会の喧騒から離れたくてヘッドホンで音楽を聴いている、なんていうそこのあなた。祇園白川に来たら、白川のせせらぎの音に耳を傾けてみてください。古き良き街並みの中で、ゆっくりと心が浄化されていきますよ。

祇園白川は、京阪線「祇園四条」駅から北上していくルートと地下鉄「東山駅」から南下していく2つのルートがありますが、本記事では北上ルートをご紹介していきます。

まずは、かき氷で有名な店「お茶と酒 たすき」を目指して歩いていきましょう。白川を渡って、お店の入口に。建物に風情があるので、入口だけでも十分絵になるフォトジェニックな雰囲気が魅力です。

白川に沿って歩いていくと、朱色の柵が美しい巽橋が見えてきます。

お気に入りのスポット「祇園 巽橋(たつみばし)」

新橋通りと白川南通りが交差する場所にかかる橋を「祇園 巽橋(たつみばし)」と言います。ドラマや映画、CMなどでよく使われている、THE・京都な定番スポット。筆者も大好きな場所で、ここに来ると思わずたくさん写真を撮ってしまいます。

新緑の時期に訪れると、きれいな緑色の柳と朱塗りの柵(垣)の美しいコントラストが見られるでしょう。桜の木も多いので、お花見シーズンもおすすめです。

祇園白川にある小さな神社「辰巳大明神」

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巽橋の向こう側に「辰巳大明神」という小さな神社があります。芸能上達にご利益があるといわれているので、舞妓さんや芸妓さんたちが上達祈願に訪れる姿も見られるかも。

商売繁盛にもご利益があり、別名「辰巳稲荷」とも呼ばれています。祇園白川周辺に来たら、ぜひお参りしてみてください。

休憩に甘いものを「ぎをん小森」で

巽橋を通り過ぎて川沿いに進んだ左側に、老舗の甘味処「ぎをん小森」が見えてきます。京都らしさを感じるお座敷でしばし小休憩を。人気の「わらび餅パフェ」に入っているわらび餅は、わらび粉を100%使用し丁寧に練り上げて作られる贅沢な一品。パフェにすることで和と洋が見事にミックスされています。アイスの上にのった「こがしきな粉」も香ばしく香り豊かで、改めてきな粉の美味しさに気づかされます。

夏には、かき氷も大人気です。夏の京都とかき氷、風情を感じられますね。

地元の人には普通の通路?「一本橋」を渡ってみよう!

祇園白川の街並みを進んでいくと、柳の並木に佇む「一本橋」(別名「行者橋」)が見えてきます。

知恩院の古門前にあり、幅約60センチ、長さ12メートル。人1人通るのがやっとの橋ですが、地元の人にとっては、日常生活に欠かせないものです。

もともとは、比叡山の阿闍梨修行で千日回峰行を終えた行者が、粟田口の尊勝院の元三大師にその修業を終えたことを報告するのに、京都の町に入洛する時に最初に渡ったとされています。

橋の近くに親水テラスがあるので、ひと息するのもいいですね。ベンチに座ると比叡山が見えます。

まとめ

祇園白川は、時が止まったかのような街並みを五感で楽しむことができ、日常生活を忘れ、心を穏やかにしてくれる場所でした。

京都にいるとあちこちで京ことばを耳にし、お店の人との何気ない会話だけでも「京都に来たんだなぁ」と実感じました。

夜はまた景色が一変。石畳を照らす灯りが反射されて、昼とは違う雰囲気を感じられます。

たまには時間を忘れて、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがですか?