京都で絶対食べたい三大漬物って?和食に欠かせない主役級の大御所名脇役

KYOTREAT編集部

京都の名物品は様々ありますが、その中でも有名なものとして「漬物」が挙げられます。京都では

  • しば漬け
  • 千枚漬け
  • すぐき漬け

と呼ばれる3種類の漬物が有名で、「京都の三大漬物」とも呼ばれます。
そこで今回は、京都に足を運んだときに是非食べておきたい京都の三大漬物の特徴や美味しい食べ方をご紹介していきます。

■京都三大漬物の種類は?

京都三大漬物の種類はどのようなもので、どんな歴史があるのでしょうか。きっと詳しく知ることができれば、より美味しく食べることができるようになりますよ♪

○しば漬け

https://item.rakuten.co.jp/nisiki-takakuraya/10000027/

しば漬けは茄子やミョウガ、胡瓜などを紫蘇の葉と一緒に漬け込んだものを言います。夏の7〜8月頃が旬です。出来上がったしば漬けは赤色になり、独特の酸味がたまらなく美味しいです。
そもそもしば漬けは京都から北東にある大原の地が発祥とされています。平安後期に地元の人々は建礼門院徳子への献上物として紫蘇などを漬けていました。そのあざやかな紫色をした漬物を大変気に入った建礼門院徳子が「紫葉漬(しばづけ)」と名付けたそうです。

○千枚漬け

https://item.rakuten.co.jp/nisiki-takakuraya/10000015/?scid=af_sp_etc&sc2id=af_113_0_10001868&icm_agid=126974498778&icm_cid=14220032604&icm_acid=255-776-8501&rafct=i_1&iasid=wem_icbs_&gclid=Cj0KCQiAuvOPBhDXARIsAKzLQ8GxpT9i8eOp-fsoklppfK27WQmXphMOEP3KkTjqNSnydQUX1ogKw_0aAtxOEALw_wcB

聖護院かぶらを薄く輪切りにしたものと、みぶな、昆布などを浅漬けしたものが千枚漬けです。時期としては10月頃が旬で「冬の訪れを京都に知らせる漬物」とも言われます。
この千枚漬けは江戸時代末期に孝明天皇の宮中の料理人として働いていた大黒屋藤三郎が、かぶらを薄く切って漬物にしたことが始まりとされています。

○すぐき漬け

https://item.rakuten.co.jp/nisiki-takakuraya/10000036/?scid=af_sp_etc&sc2id=af_113_0_10001868&iasid=wem_icbs_&icm_cid=14220032604&icm_acid=255-776-8501&gclid=Cj0KCQiAuvOPBhDXARIsAKzLQ8Gw5jIpBczJ6tD8AvD35wQcy2rwEwCl1ogO3VxNKbxGE2zp40Vca44aAlwwEALw_wcB&rafct=i_1&icm_agid=126974498778

京野菜のすぐき野を使った漬物で、塩漬けの酸味が魅力の味。冬から翌年の夏にかけてが旬です。
すぐき漬けは桃山時代に上賀茂神社に奉仕する氏族が栽培したことが始まりとされ、数はごくわずかだったことから一般に普及し始める明治時代よりも以前は高級贈答品として取り扱われていたそうです。

■京都の三大漬物の美味しい食べ方は?

最後に京都の三大漬物の美味しい食べ方をご紹介します。

○しば漬け

しば漬けは乳酸発酵による独特の酸味が特徴ですから、その風味を活かして料理をするのがオススメ。シンプルにご飯と合わせて食べるのも良いですが、刻んで醤油やちりめんじゃこと和えて食べると美味しさが増すでしょう。

○千枚漬け

千枚漬けはかぶらや昆布の風味、その食感も特徴ですから贅沢にカットしてそのまま食べるのがオススメ。ですが何かアクセントが欲しい場合には、醤油をかけて和食と一緒に食べるのも美味しさ抜群ですよ。

○すぐき漬け

塩漬けが特徴のすぐき漬け。こちらもシンプルにご飯やお茶漬けと食べる方法が、酸味を活かした食べ方です。お酒のおつまみにしたいという方は、七味をかけたり醤油と和えて酸味を際立たせて食べるという方法もありますよ。

■まとめ

京都には年間通じて美味しい漬物があります。漬物それぞれが発案されるまでの経緯や深い歴史を知れば、より一層美味しく食べることができるようになるでしょう。京都へ足を運んだときにはぜひ、京都の三大漬物をご賞味くださいね。