ふわふわの食感と優しい甘さがクセになるカステラ。15世紀〜16世紀ごろにヨーロッパから伝わったお菓子をもとに、日本で発展した和菓子です。現在の長崎県に初上陸し、1681年には京都でもカステラに関する記録が残っています。
本記事では、京都市内にあるおすすめのカステラ屋さんを2カ所ご紹介します。どちらも独自の製法にこだわり、地元の人たちに愛されているお店です。近所のスーパーでは見かけない個性派カステラもあるので、お土産を買いに訪れてみてくださいね。
目次
■伏見区:三源庵
■中京区:カステラ鶏殿
■まとめ
伏見区:三源庵
近鉄伏見駅から徒歩約20分のところにある『三源庵』。本社前に直売所を併設しており、黄色っぽい外観が目印です。伝来当時の技法をもとに味・食感・無添加の3点にこだわっているのが特徴で、お店の前に行列ができる日もあります。
注目商品は、カステラ生地をロールケーキのように巻いた「ロールカステラ」です。生地には白あんを練り込んでおり、上品な甘さとしっとりとした舌触りが魅力。丹波黒豆を巻いたものや抹茶味もあり、京都らしいラインナップがそろっています。
四角いオーソドックスなカステラはもちろん、異なるフレーバーの生地を2層に重ね、重厚感たっぷりな「ふたえ 宇治抹茶と大納言小豆」なども人気商品。小分けの商品も販売しているため、帰りの電車や車の中でちょっと食べるのにもおすすめですよ。
・店名:三源庵
・HP:https://www.sangenan.co.jp/
・住所:〒612-8373 京都府京都市伏見区毛利町74
・電話番号:075-611-1755
中京区:カステラ鵜殿
『カステラ鵜殿』は、JR花園駅から徒歩約14分の住宅街の中にあるカステラ屋さんです。周辺には狩野探幽が描いた「雲龍図」を見られる『妙心寺』があり、観光の途中で訪れるのにぴったり!機械を使った大量生産ではなく、手焼き製法にこだわっているのが特徴です。
個性的な商品を扱っており、見た目はカステラなのに食感はサクサクとしている「カステララスク」はぜひ試してみてほしい逸品です。四角いカステラを薄く焼いたどら焼きの生地で包んだ「カステラロール」は、カステラ生地のおいしさをより感じられます。
オーソドックスなカステラのフレーバーの種類も豊富で、チョコレートや紅茶などの洋風のものや、抹茶やほうじ茶といった京都らしいものもあります。定休日は日曜日と祝日です。
・店名:カステラ鶏殿
・HP:https://udono-kyoto.com/
・住所:京都市中京区西ノ京小堀池町7-7
・電話番号:075-823-5905
まとめ
今回は、京都市内にあるおすすめのカステラ屋さんを2カ所紹介しました。どちらも独自の製法にこだわっており、個性的な商品を販売しています。小分けしやすく、大きいものだとみんなで切り分けやすいカステラはお土産にぴったりです。観光を終えてホテルや駅へ向かう前に、ぜひ立ち寄ってみてください。