しば漬けも千枚漬けも京都土産に!人気京漬物店【2023更新版】

KYOTREAT編集部

京都に来た際に、何をお土産に買うか迷っている方はいらっしゃいませんか?
京都のお土産にオススメなのが、京漬物の三大漬物。

古都・京都に古くから伝わる京の三大漬物は、老若男女誰にあげても喜んでもらえるはず。
そこで今回は京の三大漬物を取り扱う漬物屋からオリジナルの漬物を扱うお店まで、人気の店舗をご紹介したいと思います。

目次

■京漬物とは?

■京都のオススメお漬物店

 ○1.京つけものニシダや

 ○2.京つけもの大安

 ○3.京つけもの西利

 ○4.土井志ば漬本舗

 ○5.近為

 ○6.京つけものもり

 ○7.京都なり田

 ○8.打田漬物

 ○9.錦高倉屋

 ○10.大藤

 ○11.桝俉(ますご)

 ○12.赤尾屋

 ○13.田辺宗

 ○14.川勝總本家

 ○15.富屋

 ○16.京漬物 大こう本店

 ○17.加藤順漬物店

 ○18.京つけもの長八

 ○19.紙谷商店

 ○20.木村つけもの店

 ○21.京漬物と佃煮のお店 翠月

 ○22.京つけもの新町三宅

 ○23.京つけもの もづめ

 ○24.京つけものきたの

 ○25.井上漬物店

 ○26.京つけもの 長瀬

 ○27.総本家近清

 ○28.梅宮辰夫漬物本舗

 ○29.京つけもの まるたけ

■まとめ

■京漬物とは?

写真 https://shopping.jtb.co.jp/tags/nishiri?page=2

そもそも京漬物とは何なのでしょうか。
京都では恵まれた土壌と新鮮な水により、質の良い野菜がとれることから多くの伝統野菜が栽培されています。その野菜を使い、優れた保存技法によって味わいを生かす「京漬物」が生まれていきました。
京漬物には京の三大漬物と呼ばれる、
・すぐき漬け
・千枚漬け
・しば漬け
があります。それぞれ詳しく見てみましょう。

○しば漬け
しば漬けは茄子やミョウガ、胡瓜などを紫蘇の葉と一緒に漬け込んだもの。
京都の中心から北東にある大原の地が発祥です。
平安後期に地元の人々は建礼門院徳子への献上物として紫蘇などを漬けており、その紫色の漬物を大変気に入った建礼門院徳子が「紫葉漬(しばづけ)」と名付けたそうです。
夏の7〜8月頃が旬で、出来上がったばかりのしば漬けは独特の酸味がたまらなく美味しいですよ。

○千枚漬け
聖護院かぶらを薄く輪切りにしたものと、みぶな、昆布などを浅漬けにします。
江戸時代末期に宮中の料理人として働いていた大黒屋藤三郎が、かぶらを薄く切って漬物にしたことが始まりです。
時期としては10月頃からお店に並び始め「冬の訪れを京都に知らせる漬物」とも言われます。

○すぐき漬け
京野菜のすぐき菜を使った漬物で、塩加減と酸味が魅力の味。
すぐき漬けは桃山時代に上賀茂神社に奉仕する氏族が栽培したことが始まりとされています。
冬から翌年の夏にかけて出回ります。

続いては、お土産にもピッタリな京都のオススメ漬物屋をまとめていきます。

■京都のオススメお漬物店

1.京つけものニシダや

写真 https://s.otoriyose.net/kuchikomi/item/7794

東大路通り今熊野交差点を東に入った、大原女マークが目印の漬物屋。
お漬物を包む包装紙やお漬物の入れ物にも大原女マークが入っており、京都の人が頂くと「ニシダやのお漬物だ」と分かる有名な漬物屋。
ニシダやの看板商品は「しば漬風味おらがむら漬」。
これは大原に伝わるしば漬けは本来ナスが主流でしたが、キュウリに変えて
・ナス
・生姜
・みょうが
・紫蘇
を入れて漬け込んだもの。
爽やかな酸味と、きゅうりの食感が楽しめる商品です。

名物商品以外にもごまの香るきゅうり、ナス、青紫蘇、生姜が刻まれ漬け込んだ「ごましそ漬」や、一口サイズのナスに麹と辛子が効いた「小茄子からし漬」などがあります。
お土産にもピッタリのサイズ感ですよ。
スーパーやデパ地下では手に入らず、筆者もいつも今熊野まで足を運んで購入しています。

・店名:京つけものニシダや
・住所:京都市東山区新熊野池田町6番地
・アクセス:JR「京都駅」よりD2乗り場より市バス208号系統乗車「今熊野」より徒歩すぐ

・HP:https://nishidaya.com/

2.京つけもの大安

写真 https://masaru-bu.blog.jp/archives/52238233.html

「京つけもの大安」には、上賀茂の京野菜「すぐき」のお漬物があり、その酸味と食感がたまらないです。
ご飯に刻んで入れたり、お酒のおつまみにしたりとアレンジも可能。
また珍しい玉ねぎをまるごと1個使って漬け込んだ「たまねぎかつを」という商品もオススメです。
京つけもの大安は、お店の店頭だけでなく
・大丸京都店
・高島屋京都店
・JR京都伊勢丹店
・JR京都お土産小路
・近鉄草津店
などでも販売しています。
小さな大安シリーズと呼ばれる商品も人気があり、少なめにパッケージされたお漬物を自分でチョイスし、6、9、12個用の箱に詰めて購入できます。
食べ比べ用として自分に買ったり、お渡しする方の好みに合わせて選んだりすることができるのもありがたいですね。

・店名:京つけもの大安 本店
・住所:京都市左京区岡崎南御所町45
・アクセス:地下鉄東西線「東山駅」下車より徒歩10分程度

・HP:https://www.daiyasu.co.jp/

3.京つけもの西利

写真 https://www.nishiri.co.jp/shoplist/

本店は京都駅から徒歩圏内にあり、アクセスしやすい漬物屋「西利」。西本願寺の正面にあります。
お漬物メニューの食事処もあり、季節ごとのお漬物を楽しめます。

京漬物の「千枚漬」では、聖護院かぶらを薄くカンナがけし、丁寧に漬け込んだ逸品。しなやかな食感が美味しいですよ。
他には低温度であっさりと漬け込んだナスや日野菜、大根などのあっさり漬けシリーズもあり、野菜の風味を感じたい人にぴったりです。

・店名:京つけもの西利 本店
・住所:京都市下京区西中筋通七条上ル菱屋町150-1
・アクセス:JR「京都駅」より徒歩10分程度

・HP:https://www.nishiri.co.jp/

4.土井志ば漬本舗

しば漬けの名店である「土井志ば漬本舗」。赤紫蘇は自社農園で栽培しているもので、その香りと食感が特徴です。
「生志ば漬」は土井の志ば漬の看板商品で、ナスに赤紫蘇を加えて漬け込んだ逸品。
しば漬けだけでなく、日の菜を使った「日の菜きざみ」なども人気があります。
本店ではしそソフトクリームやしそジュースもあるので、ぜひ訪れてその味わいを確かめてみてくださいね。
またメイン商品は
・大丸京都店
・高島屋京都店
・JR京都伊勢丹店
・高島屋洛西店
などでも購入することができます。

・店名:土井志ば漬本舗 本店
・住所:京都市左京区八瀬花尻町41
・アクセス:JR「京都駅」から京都バス17.18系統乗車「花尻橋」下車よりすぐ

・HP:https://www.doishibazuke.co.jp/

5.近為

写真 https://kintame.co.jp/

北野天満宮の近くにある老舗「近為」。
千枚漬けなどの京漬物や柚こぼしがお店を代表する商品で、大根の食感と程よい酸味と柚子の風味がたまらなく美味しいです。
また、色鮮やかな赤かぶのお漬物は特有の食感とねばりが絶品。
どれを買うか迷ってしまったときには試食コーナーもありますので、実際に味わってから考えても良いかもしれませんね。

・店名:近為 京都本店
・住所:京都市上京区千本通五辻上ル牡丹鉾町576
・アクセス:京都市営地下鉄東西線「二条駅」より市バス6.46.55系統乗車「千本今出川」下車より徒歩5分程度

・HP:https://kintame.co.jp/

6.京つけものもり

写真 https://kyoto-mori.co.jp/shop-uzumasa

定番の千枚漬けなどといった京漬物だけでなく、季節ごとの漬物もある「京つけものもり」。
自社農園で素材にまでこだわっており、京都らしい白みそごぼうをはじめ、白菜や人参、みょうが、菊、生姜、昆布をミルフィーユに漬け込んだ「旬かさね」などが人気商品です。
全国展開はしておらず一部はJR京都駅おみやげ小路で購入できるものの、珍しい「かぼちゃのお漬物」や旬かさねなどは直営店でしか購入することができません。

・店名:京つけものもり 太秦本店
・住所:京都市右京区太秦桂ケ原町17
・アクセス:嵐電太秦広隆寺駅より徒歩3分程度

・HP:https://www.kyoto-mori.com/

7.京都なり田

写真 https://www.suguki-narita.com/

1804年(文化元年)創業の「京都なり田」は老舗の漬け物屋さんで、佃煮や、丹念に漬け込まれたすぐき漬、千枚漬、しば漬などが有名です。
世界遺産・上賀茂神社から東へ歩いて3分くらいの場所にあり、お店の建物は以前に社家の一人が住んでいたそうで、昔ながらの雰囲気が残っています。
すぐきは作り始めてから300年以上もの歴史があり、すぐき菜は上賀茂の特産品として親しまれています。

・店名:京都なり田 上賀茂本店
・住所:京都市北区上賀茂山本町35
・アクセス:京都市営地下鉄「北山駅」徒歩20分

・HP:https://www.suguki-narita.com

8.打田漬物

写真 https://www.kyoto-uchida.ne.jp/shop/

熟練の職人達が伝統を守り続け、厳選された野菜を季節ごとに重石や塩を加減して漬けられた、素材の味を生かすことに定評のある「打田漬物」は昭和15年京都・島原で開業しました。
「打田漬物 錦小路店」は京の台所と言われる錦市場にあり、こだわりの京野菜を樽で漬け込んだお漬物をいただけます。
旬の物や季節限定の京漬物などを販売しており、しば漬やおんぶ漬、めしどろぼう、花大根などが人気の品。代表商品である「京の里」は、手塩にかけて育てた胡瓜と茄子、みょうがを醤油風味で仕込んだお漬物で、胡瓜の食感が特徴的です。
錦小路店の店内には試食コーナーもありますので、食べ比べしながら買うものを決めても良いかもしれませんね。

・店名:打田漬物 本店
・住所:京都市下京区丹波口通大宮西入
・アクセス:JR山陽本線「丹波口駅」より徒歩13分

・HP:https://www.kyoto-uchida.ne.jp/shop/

・店名:打田漬物 錦小路店
・住所:京都市中京区柳馬場西入中魚屋町484番地
・アクセス:京都市営地下鉄「四条駅」徒歩3分

・HP:https://www.kyoto-uchida.ne.jp/shop/

9.錦高倉屋

京都の錦市場にある漬物専門店「錦高倉屋」。
良質な水が湧くことで有名な錦天満宮がすぐ近くにあります。その参道から続く錦市場に、糠の香りとぬか漬けの樽が目印のお店です。
ここでは、伝統的な京漬物から薬味まで取り扱っています。オンラインでも販売されているのが高倉屋特製の「京の浅漬三昧セット」。彩りも美しく、味も美味しいと全国で評判になっており、葉と茎が美味しい浅漬の壬生菜や、大福白菜、茄子の浅漬、静紫の浅漬、赤い葉大根などが楽しめます。
赤い葉大根は、京都の一軒の農家でしか栽培されていないものですので、是非ご賞味ください。

・店名:錦高倉屋
・住所:京都市中京区東大文字町289-2
・アクセス:阪急京都本線「京都河原町駅」より徒歩2分

・HP:https://takakuraya.jp/

10.大藤

写真 https://www.senmaiduke.com/page/3

慶応、明治、大正、昭和、平成、令和と5つの時代を超えて愛され続ける「千枚漬本家 大藤」。
ここは、京漬物の千枚漬が始まったとされる、創業慶応元年の老舗店です。
歴史は江戸時代の終わり、幕末動乱にゆれる京都まで遡ります。御所で働く料理人が、聖護院かぶらを使って浅漬けを作ったそうです。これはかぶらの白と壬生菜の緑が美しい漬物で、味もあっさりとしていて宮中ではとても喜ばれたんだとか。
そこから、大黒屋藤三郎の名前から一文字ずつ取って「大藤」として漬物を販売しだしたのだそうです。
大藤では様々なお漬物が販売されていますが、大根を使ったお漬物が特におすすめ。はんなり紅色の姫大根を使った塩味の浅漬けや、胡麻が芳しいごま大根など、様々な大根の味の違いを楽しめるでしょう。

・店名:大藤
・住所:京都市中京区麩屋町通り錦小路下る桝屋町510
・アクセス:市営地下鉄烏丸線「四条駅」下車より徒歩10分

・HP:https://www.senmaiduke.com/

11.桝俉

写真 https://masugo.co.jp/

昭和5年創業の「京漬物 桝俉(ますご)」。錦市場に店舗を構える京漬物のお店です。
素材の持ち味を活かすべく、味をつけるのではなく「添える」という形で心を込めて漬け込んだ一品が数多くラインナップされています。
また、季節によりますがゴーヤレモンやグリーンボール、かぼちゃ、玉ねぎなど他では見かけないお漬物も食欲と興味をそそられますよ。
オンラインなどでは、刻みすぐきやおらが漬、大原千里、花みょうが、はりはり、花ざくら、京ごぜんなどがセットになったものも販売していますので、お気に入りの味を見つけてみてくださいね。

・店名:桝俉
・住所:京都市中京区東魚屋町181
・アクセス:阪急京都本線「京都河原町駅」より徒歩8分

・HP:https://masugo.co.jp/

12.赤尾屋

写真 https://www.akaoya.jp/view/company

京漬物の老舗と言われる「赤尾屋」。
創業元禄12年(1699年)で千枚漬やしば漬け、すぐきなど京都ならではのお漬物が美味しいお店と評判があります。何十種類ものお漬物が並ぶ店内でお漬物を選んでいると、試食できることがあります。取り扱っているお漬物の種類が多く、悩んでしまうかもしれません。
その中でもオススメは「青瓜の浅漬け」です。色が薄いのは、白醤油を使っているからなんだとか。味はしっかりとしており、きゅうりのようなポリポリした食感が夏らしく美味しいですよ。
季節によって取り扱うお漬物も変わりますので、それぞれ旬のお漬物を選んでみてください。

・店名:赤尾屋
・住所:京都市東山区本町7丁目19-1
・アクセス:京都駅より京都市バス206・208系統「七条京阪前」下車 徒歩2分

・HP:https://www.akaoya.jp/

13.田辺宗

写真 https://www.tanabeso.jp/user_data/history/

「田辺宗」は明治8年創業の漬物・味噌の老舗。百有余年にわたって、健康的な食生活に欠かせない味噌と漬物を、京野菜などの素材を吟味し心を込めて作りつづけるお店です。
二階には「ごはん処田辺宗」という食事処も併設しています。京漬物寿司や旬の食材、京漬物などといったお料理を味わうことができます。
ランチ、ディナータイムともに営業しているため、下鴨神社の参拝帰りに立ち寄るのに最適ですね。
一階はお漬物専門店になっているので、お土産を購入して帰るのも良さそうです。
トマトやヤングコーン、ごぼう漬けなど若い世代にも親しみやすい魅力的なお漬物がたくさんありますよ。

・店名:田辺宗
・住所:京都市上京区出町枡形上がる青龍町218
・アクセス:叡山電車「出町柳駅」徒歩約3分

・HP:https://www.tanabeso.jp/

14.川勝總本家

写真 https://www.kawakatu.com/

創業から1世紀近くの歴史をもつ、京漬物の老舗店「川勝總本家」。
京都五条の京町家の趣を感じさせる建物で営んでおり、NHKの朝ドラ「京、ふたり」のモデルにもなったことから有名になったお店です。
昔ながらの独自の技法でつくられる京漬物が様々ありますが、その中でも聖護院かぶらを北海道で採れた昆布で漬け込むお漬物が評判です。
お店でお買い物をしていると、お漬物の説明を丁寧にしてくださったり、お茶とお漬物を提供してくれたりと、おもてなしの心が伝わる素敵なお店です。

・店名:川勝總本家
・住所:京都市下京区大宮通五条上ル上五条町394
・アクセス:阪急京都線「大宮駅」より徒歩8分

・HP:https://www.kawakatu.com/

15.富屋

烏丸通から歩いて、鞍馬口通を東へ入りまっすぐ進むと右手にある、住宅街に佇む小さな漬物店「富屋」。
創業50年以上で京都を代表する京漬物屋の名店として多くの人に愛されています。
富屋で扱う漬物は、全て職人が丁寧に漬けたここだけの味。野菜を中心にその時期に採れる旬の素材を漬物にしており、野菜は新鮮なものを地元の生産者さんから直接仕入れるなどこだわりを持っています。
オススメの「千枚漬け」は、京都産の聖護院かぶらを薄切りにして利尻昆布の出汁で漬け込んだ商品なのですが、「京都吟味百選」にも選ばれており評判があります。
京都だからこそ食べられる漬物を是非、ここのお店の味で体感してみてください。

・店名:富屋
・住所:京都市北区鞍馬口通寺町西入新御霊口町285
・アクセス:地下鉄「鞍馬口駅」徒歩5分

・HP:https://www.tomiyakyoto.co.jp/

16.京漬物 大こう本店

写真 https://www.daikouhonten.com/

建造物や庭園、障壁画などで日本文化に大きく影響を与えた大徳寺。そんな大徳寺の南門を出てすぐにあるのが、こちら「京漬物 大こう本店」です。大徳寺本店だけでなく大宮店(本社工場)もあります。
本店は風情のある京町家。店頭に掲げられた大きな提灯を目印に訪れてみてください。
「ほんまもんの味わい」をコンセプトに、お客さんの好みに合ったお漬物を提供してくれます。
選んでいるときにはお茶と旬の京漬物のご試食もあるので、好みのお漬物がきっと見つかるはずです。
特に人気なのが「柚の里」。あっさりと漬かった大根と、上品な柚子の風味が爽やかな逸品です。

・店名:京漬物 大こう本店
・住所:京都市北区紫野東野町20-16
・アクセス:地下鉄烏丸線 「北大路駅」から市バス乗り換え「建勲神社前」下車より徒歩1分

・HP:https://www.daikouhonten.com/

17.加藤順漬物店

写真 https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26013379/

京都市左京区にある「加藤順漬物店」。
地元ではイチオシのお漬物屋さん!とおすすめされ、訪れる人も多いお店です。
ここのお漬物は、「こだわりの京乃味」として四季折々の旬の素材を昔ながらの製法で丹精込めて作っているそうです。
定番人気の「浅しば」は、きゅうりの浅漬を志ば漬風味に薄味に漬け込んでいる商品。荒めに切って食べることで、あっさりとした味の中に京漬物の醍醐味である香りを楽しむことができるようになっています。
どの商品にするか迷ったときには、ぜひ「浅しば」を選んでみてくださいね。

・店名:加藤順漬物店
・住所:京都市左京区大文字町165-2
・アクセス:京阪線「三条駅」より徒歩約10分

・HP:https://www.katojun.jp/

18.京つけもの長八

写真 https://www.harvestclub.com/Un/blog/Kg/86122/

昔ながらの雰囲気が色濃く残る、鷹峯の漬物店として知られるのが「京つけもの長八」です。
鷹峯街道の坂の途中にある古民家風のお店になっており、引き戸を開けて店内へ入ることができます。
明治初期に住んでいたご先祖様は農業を営んでいたそうで、お店の中には当時の農具があるなどミニ博物館を見ているかのような、風情のあるお漬物屋さんになっています。
新鮮な鷹峯特産のお野菜を使用したお漬物を作っており、地元では「漬物好きにはたまらない」「お土産を買うのに丁度良い」と評判です。
人気が高いのが「御土居漬」で、薄切り大根を醤油で漬け込み一味をピリッと効かせたこのお店の名物です。ここでしか買えない味にぜひ挑戦してみてください。

・店名:京つけもの長八
・住所:京都市北区鷹峯藤林町6
・アクセス:地下鉄「北大路駅」からバス北1系統に乗り換え「鷹峯上ノ町」下車より徒歩1分

19.紙谷商店

写真 https://hankei500.kyoto-np.jp/archives/694

建仁寺のすぐ近くに店を構える「紙谷商店」。
大和大路沿いで開店してから40年以上、旬の野菜や京野菜などの漬物をオリジナルの製法で作り続けているお店です。
過去には、大阪テレビの番組でも放送されたことがあり、祇園に近い場所ということもあって料理屋さんやお茶屋さんを顧客にもつほど。
地元の人がお漬物を買いに来たり、観光客がお土産を選びに立ち寄るなど人気がありますので、祇園周辺に来たときにはぜひ覗いてみてください。

・店名:紙谷商店
・住所:京都市東山区亀井町58
・アクセス:「祇園四条駅」より徒歩5分

20.木村つけもの店

写真 http://sanjokai.kyoto.jp/?shop=%E6%9C%A8%E6%9D%91%E6%BC%AC%E7%89%A9%E5%BA%97

創業は明治41年、4代に渡って京漬物の味が受け継がれている「木村つけもの店」。場所は近所三条会商店街にあります。お店に行くとたくさんの樽があり、お漬物が何種類も並んでいるのですぐに分かりますよ。
広告などを出さずとも全国からお漬物を買いに来る人がたくさんいる人気店で、保存料不使用の安心して食べることができる漬物を販売しています。
そんなお店のオススメは、水菜のぬか漬け。水菜のぬか漬けは、ウコンと一緒に漬けられた珍しい品。やみつきになってしまうこと間違いなしの味ですよ。

・店名:木村つけもの店
・住所:京都市中京区西ノ京池ノ内町8
・アクセス:「二条駅」より徒歩8分

・HP:http://sanjokai.kyoto.jp/?shop=%E6%9C%A8%E6%9D%91%E6%BC%AC%E7%89%A9%E5%BA%97

21.京漬物と佃煮のお店 翠月

写真 http://rsc64413.la.coocan.jp/

寂光院の門前にある「京漬物と佃煮のお店 翠月」。
ここは京都の大原・寂光院の門前すぐの場所で自家製の伝統ある漬物と佃煮を販売しています。親子4代に渡ってこだわりを受け継いだ手作りのお漬物は、地元のお野菜を使った完全無添加なのが特徴です。
しば漬けのルーツは大原ですからまさに本場の味。京の若茄子と若紫蘇、みょうがだけでしっかりと漬けあげた八百年の伝統を守るしば漬けは格別のお味です。

・店名:京漬物と佃煮のお店 翠月
・住所:京都市左京区大原草生町3
・アクセス:京都バス(大原)より徒歩15分

・HP:http://rsc64413.la.coocan.jp/

22.京つけもの新町三宅 北店

写真 https://www.kyotopickles-miyake.com/

1978年に開業した「京つけもの新町三宅」は創業から約90年が経過し、現在は3代目が営む北区の京漬物屋さん。
厳選された素材の味に熟練の技術を加えお店で、地元では「優しい味わいのお漬物が美味しい」と一目置かれる存在です。
そしてお店の一番人気が「きゅうり生姜」。新鮮で歯ごたえのあるきゅうりに、生姜の風味が効いているのが特徴です。ここだけの味わいのお漬物を手土産として買いに来てみてくださいね。

・店名:京つけもの新町三宅 北店
・住所:京都市北区小山上初音町2-1
・アクセス:京都市営地下鉄烏丸線「北大路駅」1番出口より徒歩約8分

・HP:https://www.kyotopickles-miyake.com/

23.京つけもの もづめ

ありのままの自然にこだわった「京つけもの もづめ」は、家族経営で京漬物を手作りしています。
選び抜いた自家農園や国内産の野菜を素材の持ち味を活かして漬けることで、真心を感じられる味わいになっています。
季節に応じて春は菜の花新漬、夏はなす昆布漬、秋は白カブラ漬、冬は赤かぶら漬などが人気商品です。

・店名:京つけもの もづめ
・住所:京都市西京区桂徳大寺北町157
・アクセス:阪急「上桂駅」より徒歩約12分

・HP:https://kyo-tsukemono-mozume.jp/

24.京つけものきたの

写真 http://www.kyoto-kitano.jp/

京都の洛北にある自家菜園の採れたて京野菜を使い、完全手作りにこだわった「京つけものきたの」。
ここでは、旬の野菜を生かした人気のお漬物などが単品または詰め合わせで購入できます。無添加なので、小さなお子様にも安心して食べさせてあげられるのは嬉しいですね。
白菜や大根、みぶ菜(水菜)、キャベツ、白カブなどは通年お店に並ぶので、季節問わずに人気があります。
きたのならではの旬のお漬物を手に取ってみてください。

・店名:京つけものきたの
・住所:京都市上京区一条通御前西入大上之町65-4
・アクセス:バス「北野天満宮前」下車より徒歩5分

・HP:http://www.kyoto-kitano.jp/

25.井上漬物店

写真 https://inoue-tsukemono.com/teiban

下京区にある「井上漬物店」は明治5年の創業で、およそ150年ものお漬物の歴史があります。
ここは小さな漬物屋さんだからこその手作業を大切に続けており、代々受け継がれる味のお漬物を定番から希少な伝統野菜を使ったものまで多数取り揃えています。
お店は本店だけでなく、
・ジェイアール京都伊勢丹
・大丸京都店
などでも取り扱いがあります。
こちらのお漬物は、食パンカフェ「ぱんなり」や「京都炭火串焼つじや」、「とうふ料理 豆水楼」、豆腐料理専門店「星ヶ丘三越」などでも提供されていて、他とは一線を画す味わいが選ばれる理由のようです。
オンラインでも購入できるので、悩んだときには「若店主おすすめセット」にすると井上漬物店の五代目のオーナーがセレクトしたお漬物をお届けしてくれるので初めてでも安心。こちらは単品よりもお得で、苦手な商品は事前に伝えられるのも◎。店主選りすぐりの美味しいお漬物を頂いてみてくださいね。

・店名:井上漬物店
・住所:都府京都市下京区松原油小路東入麓657
・アクセス:京都地下鉄「五条駅」より徒歩10分

・HP:https://inoue-tsukemono.com/

26.京つけもの 長瀬

昭和63年に京都の山科で創業された「京つけもの 長瀬」。
何百年もの歴史があるというわけではありませんが、地元では大変評価も高いうえ、南禅寺や平安神宮といった観光名所の近くに店舗があるので参拝帰りに立ち寄っていく観光客も多いんだとか。
現在でも料亭やレストランなどにお漬物を提供するなど、上質な素材本来の旨味を生かしたお漬物が好まれています。
特に、京都を代表するお漬物「千枚漬」や、食感にこだわって仕上げた「昆布〆大根」、国産のじゃこを無添加で炊き上げる「ちりめん山椒」など、多くの商品が人気となっています。
手作り、素材、季節にこだわったものを選びたい方におすすめです。

・店名:京つけもの 長瀬
・住所:京都市左京区南禅寺草川町 35-4
・アクセス:地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩5分

・HP:https://kyoto-nagase.jp/

27.総本家近清

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「総本家近清」は、野菜の加工屋として明和元年(1764年)に創業しました。
職人が厳選した国産のお野菜を漬物や佃煮、薬味などにして販売。昔ながらの製法が用いられており、手間と時間をかけ無添加にこだわって手作りしています。
独自の製法で野菜本来の味を残したお漬物を作っていることから、薄いと感じる人やクセが苦手な人もいるようですがこの昔ながらの作り方こそ、乳酸菌発酵で漬け上げた本物として美味しいと感じる人ファンも多数。
身体に優しく美味しいお漬物を創業から250年、ずっと作り続けているそうです。
幕末には新選組のために、ここのお漬物を丼鉢にみじん切りにして準備し、いつでも出動前にお茶漬けをたらふく食べられるようにと用意されていたという逸話も。
幕末当時と同じ製法で作られたお漬物が今もなお数種類あるのですが、その中でも「瓜奈良漬」が美味しいと現代でも評判です。これは、新撰組のお膳場で重宝されていたお漬物で、徳島県産の瓜を使用し、塩漬け1回、本漬を3回して2年もの間熟成させたもの。風味とコク、パリッとした歯ごたえは、奈良漬け好きの方にはたまりません。

・店名:総本家近清
・住所:京都市東山区橋本町406-3
・アクセス:地下鉄「烏丸御池駅」より徒歩10分

・HP:https://www.kyo-tsukemono.jp/

28.梅宮辰夫漬物本舗

写真 https://www.umemiya.co.jp/

俳優やタレント業でお馴染みの梅宮辰夫さんが、「漬物にすごくこだわりを持ってる僕がご飯にぴったりの味を作り上げました」と開発した漬物「辰ちゃん漬」が名物のお店。京都の嵐山店だけでなく、首都圏、甲信越など全国展開しています。近畿地方だと三重県や滋賀県、和歌山県と京都嵐山の4箇所があります。
南蛮漬け、味噌漬け、茄子漬けなど様々なお漬物や炊き込みご飯の素などが販売されているのですが、その中でもオススメは「山ごぼう入り鉄砲漬け」です。下漬し乳酸発酵させたきゅうりに穴を開けて、その中に下漬し太さを揃えた山ごぼうを入れて醤油で漬けたお漬物です。カリカリ食感と風味がクセになりますよ。

・店名:梅宮辰夫漬物本舗 京都嵐山店
・住所:京都市右京区嵯峨天龍寺造路町31
・アクセス:「嵐電嵯峨駅」より徒歩6分

・HP:https://www.umemiya.co.jp/

29.京つけもの まるたけ

「京つけもの まるたけ」は、保存料や化学調味料不使用が大きな特徴のお漬物屋さん。
大正年間に壬生の郷で友禅染を営んでいた初代田附夫妻が職人の膳に供する漬物を大樽に漬けていたのですが、そのお漬物が美味しいことから職人たちは仕事を終えると手土産として頼むようになったそうです。その評判が時代を超えて初代のお漬物が今のお店にも続いている、歴史の深いお店です。
中京区のお店だけでなく、
・JR京都伊勢丹
・フレンドフーズ
・アイハート西院店、出町店、堀川店
・モリタ屋 SUINA室町店
で販売されており、また京都だけでなく関東での販売もあったり、ネット注文もできたりと、手軽に手に入れることができます。

・店名:京つけもの まるたけ
・住所:京都市中京区壬生松原町22
・アクセス:「四条大宮駅」から徒歩約14分

・HP:https://www.kyoto-marutake.com/

■まとめ

今回は京都でお土産に買いたいオススメのお漬物屋さんをご紹介しました。
京漬物だけでなく旬のお漬物など、どれにするか迷ってしまいそうですね。
京都観光に来た際には、ぜひお土産選びの参考にしてみてください。