京都には訪れてみたいお寺が数々ありますが、鈴虫の音色で有名な「鈴虫寺」を知っていますか?
鈴虫寺は名前の通り、鈴虫の音色が聞けることで知られているのですが、他にも鈴虫説法なども人気なんだとか。
では鈴虫寺とは一体どういったところで、どんな魅力があるのでしょうか。
今回は西京区にある鈴虫寺の情報についてご紹介させて頂きます。
目次
■京都・鈴虫寺とは?
■京都・鈴虫寺の魅力
■京都・鈴虫寺の参拝時間・拝観料
■まとめ
■京都・鈴虫寺とは?
京都府京都市西京区にある鈴虫寺。
人気スポットの嵐山の南側に位置しています。
鈴虫寺の正式名称は「華厳寺」で、臨済宗の寺院です。
華厳寺は江戸時代、1723年に建てられ300年以上もの歴史があるんだとか。
ここでは季節問わずに通年、鈴虫の音色を聞くことができるので地元の人達からは「鈴虫寺」と呼ばれています。
この鈴虫寺では、ありがたいお話を聞くことができる鈴虫説法や、境内を囲む自然に魅了され、多くの参拝客が訪れています。
■京都・鈴虫寺の魅力
鈴虫の音色が人の願いをつなぐと言われる「鈴虫寺」。
鈴虫寺には、他のお寺にはない魅力があります。
では一体どのような魅力があって、多くの人々が参拝に来るのでしょうか。
◯鈴虫説法
鈴虫寺の1番の魅力がユーモアあふれる「鈴虫説法」です。
鈴虫寺では我々の普段抱える苦悩などを説法によって解き放ち、心を和やかにするお手伝いをしてくれます。
お坊様たちの説法は、時事ネタなどを織り交ぜたユーモアのあるトークで心の持ち方を考えるきっかけを与えてくれます。
時折どっと笑い声が起こるくらい面白いお話もあり、堅苦しい雰囲気がないのが鈴虫寺らしさなのでしょう。
また禅宗の教えの1つである茶礼に基づいた考えもあり、お茶とお茶菓子を楽しむこともできます(現在はコロナ禍のためお茶菓子のみ提供中のようです)。
鈴虫説法の一連の過程が終わる頃には、気持ちが軽くなるかもしれませんね。
◯鈴虫の音色
鈴虫寺の魅力は鈴虫の音色。
鈴虫の音色は「教えの音」とも鈴虫寺のホームページに記載されていますが、その音はなんとも心地良いものです。
鈴虫寺では通年鈴虫の鳴き声を聞くことでき、鈴虫説法も鈴虫の音色と共に聞きます。
特に鈴虫の活動が活発になる秋は鳴き声がより聞こえるので、紅葉を眺めながら鈴虫の声に耳を傾ける風流な時を過ごすことができるでしょう。
◯わらじを履いたお地蔵さん
鈴虫寺には1つだけ願いを叶えてくれるという「わらじを履いたお地蔵さん」があります。
お地蔵さんは鈴虫寺の石段を登って山門脇に立っています。
これは「幸福地蔵さん」と呼ばれますが、正式名称は「幸福地蔵菩薩」と言います。
このお地蔵さんは右手に錫杖、左手に宝珠を持っておりますが、一番の特徴は「わらじ」を履いていること。
わらじを履いたお地蔵様は日本でこの1人だけで、みんなの所へやってきて願いを叶えに来たり、手を差し伸べてくれたりするそうです。
特に「恋愛の願いを叶えてくれる」と有名なんだとか。
◯幸福のお守り
お守りは仏様の化身ですから、鈴虫寺のお守りを持っていると幸福地蔵様が守ってくださるそう。
常に身につけておけば、いつもお地蔵様が守ってくれます。
鈴虫寺のお守りは黄色いお守りで、これに願いを込めておけば歩いてお地蔵様が叶えにやってきてくれるかもしれません。
◯景色
秋は色鮮やかな紅葉、冬には一面が白銀の世界になることも。
季節問わずに、自然の景色が楽しめるのも魅力の1つです。
■京都・鈴虫寺の参拝時間・拝観料
京都・鈴虫寺の参拝時間、拝観料をご紹介します。
◯参拝時間
参拝時間は午前9時〜午後5時、最終受付は午前4時30分です。
(鈴虫説法は約30分程度です)
◯拝観料
大人(高校生以上)500円
子供(4歳〜中学生以上)300円
(茶菓子付き)
■まとめ
今回は京都・鈴虫寺の情報についてご紹介させて頂きました。
お地蔵様や鈴虫説法など、行くだけで幸せが訪れそうな鈴虫寺。
開運や祈願を目的に多くの参拝者が利用する鈴虫寺に是非、足を運んでみてくださいね。
施設名:華厳寺(鈴虫寺)
HP:https://www.suzutera.or.jp/
住所:京都府京都市西京区松室地家町31
アクセス:阪急「松尾大社駅」より徒歩15分程度