京都に来たら、一度は見たいのが「六角堂」。
六角堂は烏丸通りから六角通りへ東側に入る場所に位置し、パワースポットとして多くの観光客が訪れます。
六角堂はその名の通り、六角の形をした寺院で、深い歴史と魅力があります。
そこで今回は六角堂の歴史や見どころ、魅力などについてご紹介させて頂きます。
目次
■京都・六角堂って?歴史についても
■京都・六角堂の見どころや魅力
■まとめ
■京都・六角堂って?歴史についても
まずは、京都・六角堂の歴史や名前の由来を見てみましょう。
◯京都・六角堂とは?
本堂が六角の形をした「六角堂」。
正式名称は紫雲山頂法寺と言い、天台系の単立寺院です。
ここは聖徳太子が587年に大阪の四天王寺を建立するため、材木を求めてやって来た場所なんだそうです。
この周辺では泉が湧き出ていたので、聖徳太子は身を清めようとしました。
その際に持ち歩いていた持仏の如意輪観音像を枝の間に置いたところ離れず、「この地の群衆に利益を与えるにはふさわしい地。御堂を建てて人々を救いたい」というお告げを受けました。
そこで聖徳太子がその場所にお堂を建てたのが六角堂の始まりとされています。
以後1877年にお堂は再建され、京都指定有形文化財にも指定されました。
現在では西国三十三所と洛陽三十三所の巡礼地にもなっており、後に紹介する境内にある「へそ石」も大変有名です。
◯六角堂が六角形なのはなぜなのか
六角形の屋根が特徴的な「六角堂」。
眼、耳、鼻、舌、身、意から起こる6つの欲を捨て去ることで角を取り、円満になりましょうという願いが込められたことからこの六角形の形になったそうです。
境内では聖徳太子が祀られている太子堂や、古跡などを見ることができます。
■京都・六角堂の見どころや魅力
ここでは、京都・六角堂の見どころや魅力をご紹介します。
◯聖徳太子沐浴の古跡
六角堂の境内には、聖徳太子が沐浴した池があります。
聖徳太子沐浴の古跡と呼ばれており、池の中でも石によって四角く区切られているところが言い伝えられた場所なのでお見逃しなく。
また池には通年、白鳥がいますので運が良ければ会えるかもしれません。
◯へそ石
京の中心とも言われる「へそ石」。
もともと六角堂は京都の中心と言われており、体の中心にあるへそになぞらえて「へそ石」があります。
この石は六角形の形をしていますので、見てみてくださいね。
◯お地蔵さん
六角堂の中にはたくさんのお地蔵さんがいます。
場所によってはサイズが大きなものや、様々な表情をしたものがありますので見ていて癒やされること間違いなし。
願いを1つ叶えるという「一言願い地蔵」の前に立てば、思わず手を合わせたくなりますよ。
◯おみくじ
六角堂のおみくじは鳩がモチーフになっており、大変可愛らしいです。
ぜひ、運試ししてみてくださいね。
◯縁結びの柳
六角堂は縁結びのパワースポットとしても人気があります。
嵯峨天皇はその昔、結婚相手を探していたところ夢に如意輪観音が現れて「六角堂の柳の下を見なさい」とお告げを受けたそうです。
そしてその不思議な夢のお告げに従い六角堂の柳へ行くと、そこには絶世の美女がおり、お妃として迎え入れたんだとか。
この話が代々伝えられ、六角柳は縁結びの柳と呼ばれるようになりました。
縁結びの柳の枝を2本合わせておみくじを結べば良縁に恵まれると言われており、現在も多くの女性が参拝に訪れおみくじを結んでいきます。
◯生け花発祥の地
六角堂は生け花発祥の地とも言われており、代々池坊の家元を六角堂の住職が務めています。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、京都・六角堂の歴史や見どころ、魅力などについてご紹介させて頂きました。
京都の中心にあり、生け花発祥の地、聖徳太子のゆかりの地として親しまれる六角堂にぜひ参拝してみてくださいね。
施設名:六角堂
HP:https://www.ikenobo.jp/rokkakudo/
住所:京都府京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町
アクセス:阪急京都本線「烏丸駅」より徒歩5分程度、京都市営地下鉄「烏丸御池」より徒歩3分程度