京都といえばやっぱり桜?!いやいや梅もいいんです!城南宮で楽しむしだれ梅

KYOTREAT編集部
3月に入り、少しずつあたたかい日が増えてきましたね。京都のあちらこちらで梅の花が見頃を迎えています。
桜の名所が数多くある京都ですが、美しい梅を愛でることのできる場所もたくさんありますよ。
中でも、一度は見ていただきたいのが城南宮の梅です。

城南宮とは

城南宮は、京都市伏見区にある神社で、平安遷都の折、都の南に国の守護神として創建されました。城(平安京)の南にあることから「城南神」と称され、引越・工事・家相の心配を除く「方除の大社」として知られています。

春と秋には「曲水の宴」という、奈良時代から平安時代に掛けて、宮中で催された歌会を再現した雅やかな行事が行われることでも知られています。

一度は見て欲しい風景①しだれ梅

その城南宮で、一度は見て欲しいのがしだれ梅です。

本殿の周りに「曲水の宴」が行われる神苑「源氏物語花の庭」があり、毎年2月から3月にかけて「しだれ梅と椿まつり」が開催されています。神苑の中へ入ると、最初のエリアが「春の山」。そこはまさに楽園です。

約150本ものしだれ梅が乱れ咲き、無数の花びらはまるで青空から降り注ぐシャワーのようです!

白や濃淡のピンクなど複数の色合いがグラデーションとなり、まるで絵画の様な風景が広がっています。フォトスポットの連続でなかなか先に進めません(笑)

「室町の庭」のお茶室「楽水亭」には、しだれ梅だけでなく、紅梅や白梅も咲き誇り、凛とした美しさを放っています。

一度は見て欲しい風景②落ち椿

もう1つの絶景は、落ち椿です。

春の山のしだれ梅の梅林を通り過ぎたあたりで、しだれ梅と落ち椿が融合された景色を楽しむことが出来ます。

薄いピンクや白色のしだれ梅のベール。苔の青々としたグリーン。その上に落ちた椿の真紅。

それらが織りなす色のハーモニーのコントラストは、自然が創り出した類い希な絶景です。

私は数年前にインスタグラムで投稿されているこのシーンを目にして以来「行ってみたい~」と思い、昨年訪れてみたのですが、写真と違わずとても幻想的な風景でした。

神苑に入場する際に、苑内に咲いている様々な椿について解説されているパンフレットをいただけるので、それを見ながら椿探しをするのもおススメです。

京都駅からバスで約15分、名神高速道路の「京都南インター」の南側とアクセスも良い城南宮。

梅のシーズンに一度は訪れていただきたい名所です。