京都・清水寺の胎内めぐりとは? 由来や意味、所要時間、口コミも

KYOTREAT編集部

皆さんは京都の観光地「清水寺」に、胎内めぐりという穴場スポットがあることをご存知でしょうか。
「真っ暗な中を歩き進む」という、ひそかに人気の場所なのですが、まだまだあまり知られていませんよね。
では、貴重な体験ができるという胎内めぐりとは一体何なのでしょうか。

今回は、
・由来や意味
・所要時間や料金
・口コミ
などといった情報についてご紹介させて頂きます。

目次

■清水寺の胎内めぐりとは?

■清水寺の胎内めぐりの由来や意味

■清水寺の胎内めぐりはどんな様子?

■清水寺の胎内めぐりの所要時間は?料金は?

■随求堂オリジナルグッズもオススメ

■清水寺の胎内めぐりの口コミ

■胎内巡りは全国にある?

■まとめ

■清水寺の胎内めぐりとは?

写真 https://something-plus.com/tainaimeguri

京都・清水寺は観光地としても人気のスポットですよね。
ここで体験することができるのが「胎内めぐり」。
胎内めぐりは、生まれ変わって願いを叶えてもらうように暗闇の道を通り抜ける儀式のことです。

拝観チケットを購入してみると、裏面には「暗闇の中であなた自身の光を感じてください」とのように記載されています。
胎内めぐりは、人々の願いや求めにしたがって願いを叶えてくれる場所のようです。
では、胎内めぐりについて詳しく見ていきましょう。

○清水寺で出来る胎内めぐりの場所は?

まず、胎内めぐりがしたい場合、清水寺へ向かう必要があります。
清水寺までは、京都駅からだと清水寺最寄り駅の「清水五条駅」または「祇園四条駅」で下車し、歩いて30分ほど歩くと見えてきます。
清水寺に到着したら、胎内めぐりができる場所へ向かいます。初めての場合、観光客で連日賑わっていることから、迷ってしまう可能性もあります。
胎内巡りは、三重塔の北西にある随求堂(ずいぐどう)というところで体験することができます。近くに来ると、「胎内めぐり」と書かれた看板が見えてきますので、そちらの方向へ歩いていきましょう。

○清水寺の胎内めぐりはいつからある?

観光地の清水寺へは、多くのお客さんがやって来ますよね。しかし、「胎内めぐり」と言っても知らない方が意外に多いんだとか…。
「胎内」とだけ初めて聞くと「子供?赤ちゃん?」などと、疑問を抱かれる方もいらっしゃるでしょう。
詳しくは後ほどご紹介しますが、そとそも清水寺の胎内巡りは清水寺のご本尊である千手観音菩薩が御開帳された2000年に、記念事業として始まったのがきっかけなんだそうです。

○清水寺の胎内めぐりの参拝までの流れ

参拝する方法としては、まず随求堂へ行き、拝観料を支払います。
初めてですか?と聞かれたら、返事をすると随求堂の拝観方法を丁寧に説明してもらえるでしょう。

お話では、「中はずっお真っ暗になっています。大隋求菩薩の胎内にお堂を見立てているので、暗闇が続きますが、前の人と一列になって壁にある大きな数珠を頼りに進んでいきましょう。進んで行くと、大きな石があるので、触れたら1つだけ願い事をしましょう。そうすると、願いを叶えることができます。」という説明を聞くことができます。
靴を脱ぐため、靴を入れるビニール袋をもらったらそれに靴を入れましょう。
中はとにかく真っ暗ですので、カバンの中身やポケットからものを落としてしまわないように気をつけてくださいね。

■清水寺の胎内めぐりの由来や意味

写真 https://something-plus.com/tainaimeguri

胎内めぐりは、清水寺ご本尊の下にある光が全く入らない空間を大随求菩薩のお腹の中(胎内)と考えてその暗闇の中に入って歩き、外に出ると生まれ変わることができると言われています。
この中には大随求菩薩を表す梵字が刻まれた随求石があり、この石に触れながら願い事をします。

お腹の中へ一度戻ることで、目や耳、舌、身体と意(こころ)がどのように働くのかを身をもって感じながら
暗闇の中で光を見つけたとき、心身の新生を覚えることができるそう。

胎内めぐりを筆者も体験しましたが、目を開けていても全く何も見えませんので「暗闇の世界」を体験することができました。
ロープをつたって行くものだと思っていたのですが、実は入口から出口までの壁にあるロープ(手すり)のようなものは大きな数珠なんだそうです。
この数珠を頼りに進んでいきましょう。

○胎内巡りを実際に行った筆者の感想

小学生低学年のときと大人になってから数回、清水寺の胎内巡りに行きました。
小さい時は、真っ暗な階段が見えた途端恐怖心があったのを覚えています。
大人になってからは、願いを1つ叶えるために大きな数珠を辿っていくのは冒険をしているような気持ちに。心身生まれ変われるような不思議な気持ちを味わえるとともに、普段の光の大切さを実感できる体験でした。

■清水寺の胎内めぐりはどんな様子?

写真 https://something-plus.com/tainaimeguri

胎内めぐりは「怖い」という噂がありますが、実際はどうなのでしょうか。

胎内めぐりは、光が1つもない真っ暗な中を進みますから初めての方は不安感を感じることもあるかもしれません。
混雑しているときには前後に人がいますので比較的安心感があるのですが、空いていると人気がないので暗闇が苦手な人は「怖い」と感じることもあるかもしれません。

ですが、基本的に壁の数珠をしっかり辿っていけば出口にたどり着くことができますよ。

○清水寺の胎内めぐりで得られる効果

清水寺はどんな人でも救うとされる観音菩薩、そして音羽山から飛び途切れずに湧く霊泉の音羽の滝によって多くのご利益が得られます。
具体的には、学問、無病息災、良縁成就、立身出世、浮気防止、煩悩滅除、救済、癒し、安産などが挙げられます。

随求堂はご本尊が、大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)になっています。そのご本尊が置かれる下の空間をお腹の中に見立てた暗闇の中を進みます。
胎内めぐりは、「戒壇めぐり(かいだんめぐり)」とも呼ばれており、大随求菩薩のお腹を巡ることで暗闇の中を廻って生まれ変わることを意味し、人々の願いを叶えてくれる「心願成就」のご利益があると言われています。

■清水寺の胎内めぐりの所要時間は?料金は?

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空いている時間帯で混雑がなければ、4~5分程度で出口までたどり着くことができます。
ですがゆっくりと進む場合や前後に人がおり混雑しているときには10分程度が目安です。

胎内めぐりでは目を開けていても本当に自分がどこに向いているのかも何も見えませんから、慎重になってしまうもの。
数珠から手を離してしまうとより迷ってしまいますから、しっかり握って進んでください。

拝観時間は「午前9時〜午後4時」となっており、朝一番だと比較的空いていますよ。

胎内めぐりの料金は「100円」です。
支払いをすれば、拝観チケットをもらうことができます。

気をつけたい事としては、清水寺の拝観料とは別料金だということ。清水寺の拝観料は
・大人、大学生、高校生は400円
・中学生、小学生は200円
となります。清水寺の拝観料を払う前の場所に随求堂はあるので、間違えないようにあらかじめ把握しておきましょう。

○清水寺の胎内巡りに注意点はある?

写真 https://kyoto-goriyaku.com/spot/kiyomizudera/#i-7

そもそも胎内巡りは、清水寺のご本尊の胎内を歩きます。とにかく暗闇の中を、一筋の光もないまま歩くことになります。唯一ある数珠の綱だけを頼りに進みますが、それを離してしまうと暗闇は何も見えないために、進む方向が分からなくなってしまうので気をつけなくてはいけません。

また、通り道は狭い一本道になっているため、狭い場所や暗い場所が苦手な方にはあまりオススメできません。

■随求堂オリジナルのお守りも要チェック

写真 https://ameblo.jp/garahi19/entry-12433109702.html

胎内巡りを終えたら、購入しておきたいのが随求堂オリジナルのお守りです。
手につけるゴムバンドのようなものになっていて、赤、白、黒など全6色があり、ブレスレットの表面部分には、梵字が記載されています。
また、一緒に付属されている説明書には大随求菩薩の真言(小呪)として「オン、バラバラ  サンバラ サンバラ、インヂリヤ、ビシュダニ ウーン ウーン ロロシャレイ、ソワーカー」と記載されています。
この文面は「衆生を保護してくださる導き方よ、六根清浄にして、さまざまな煩悩や執着から離れさせて、求願を成就させてください」という意味があるのだとか。
ブレスレットは手に通すだけで簡単に装着でき、見た目もオシャレ、さらに所願成就のご利益があるので、毎日身に付けたいですね。

■清水寺の胎内めぐりの口コミ

胎内めぐりの口コミを見てみましょう。

・真っ暗で最初は怖かった。目が慣れるかと思ったけど、それが全く無くて、一筋の光が見えたときには安心感があった。なんでも当たり前のことだけど感謝する気持ちを改めて感じることができた。
・清水寺の景色もキレイ。胎内めぐりはあまり知られていないのですが、数珠をたどりながら歩きました。手を離すと迷ってしまいそうでした。
・貴重な体験をすることができました。今まで清水寺は何度も来ていましたが、はじめて胎内めぐりの存在を知りました。
・本当に真っ暗でゆっくりしか進むことができませんでした。当然と思っていたことをありがたく感じるきっかけになりました。
・子供と一緒に行ったのですが、子供はお化け屋敷感覚で楽しんでいる様子でした。
・驚くほど真っ暗で何も見えなかった。壁沿いの数珠だけを頼りに前に進みました。なかなかできない体験で面白かったです。

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随求堂(清水寺境内)
住所:京都府京都市東山区清水1丁目294(清水寺)
アクセス:京阪電鉄「清水五条駅」より徒歩25分

HP:https://www.kiyomizudera.or.jp/

■胎内巡りは全国にある?

実は、お寺にある胎内巡りや戒壇巡りは清水寺だけではありません。
胎内巡りでは、暗闇をしばらく歩き進めて再び光のある場所へとたどり着く修行のような体験ができますが、このような胎内巡りや戒壇めぐりは、日本全国で約50か所の場所で行われています。
そのため、清水寺だけでなくどこかのお寺で「胎内巡り」を見かけた方もいらっしゃるかもしれません。
胎内巡りは、仏様の胎内にみたてた暗闇を通る修行の1つで、京都・清水寺の胎内巡りが有名です。
また、「戒壇巡り」は仏道の縁の下などを歩くもので、仏名を唱えながら暗闇の中を進む修行です。
こちらは、長野県・善光寺のお戒壇めぐりが有名になっています。
戒壇巡りをして暗闇を歩く意味は、ご本尊の下に仏様の分身とされる御錠前があり、触れることで仏様とご縁を結ぶことができると言われています。
暗闇で簡単ではない修行を経験することで、雑念から離れ自分自身と向き合いやすくなるのだそう。
いずれの修行も、暗闇の中を歩くことになるため手元の手すりや数珠に触れながら進まないと全く前を見ることはできません。
胎内巡りも戒壇巡りも、再び光のあるところへ辿り着いたときには、見える世界も変わりますので、是非行ってみてくださいね。

○清水寺以外で体験できる胎内巡りや戒壇巡りとは?

胎内巡りや戒壇めぐりの風習は、京都の清水寺だけではありません。
例えば、以下でも清水寺の胎内巡りと似たような体験をすることができます。

◆善光寺

長野県長野市元善町にある「善光寺」。
戒壇めぐりは各地のお寺にありますが、信州善光寺の戒壇めぐりが特に有名です。
善光寺の本堂の奥にあり、右手の壁に触れながら暗闇の回廊を約45m進んでいきます。
秘仏のご本尊の下に極楽の御錠前があり、触れることで善光寺如来様とご縁が結ばれると言われています。
初めての場合恐怖心もあるかもしれませんが、挑戦することで何事にも屈しない勇気を持つ心が生まれるでしょう。

◆元善光寺

長野県飯田市座光寺にある「元善光寺」。
善光寺よりは小さなお寺になるのですが、ここでも戒壇巡りができます。
他の寺院とは異なり、御本堂の外陣から履物を履いたまま回廊に入れるのが大きな特徴。また無料で体験できるのもチャレンジしやすくて嬉しいですね。

◆善光寺東海別院

愛知県稲沢市祖父江町祖父江南川原にある「善光寺東海別院」。
こちらの戒壇巡りでは2018年3月に改修された空間で極楽浄土をこの世に居ながら体験できるそうです。
ご本尊の下の回廊をお念仏を称えながら歩くことで、善光寺如来様とご縁を結び、善根を得るというご利益があると言われています。
ご本尊の真下に、黄金に包まれた空間がありますのでご覧ください。

◆玉川大師

東京都世田谷区瀬田にある「玉川大師」。
正式名称は、寶泉山玉眞院(ほうせんざんぎょくしんいん)と言い、真言宗智山派の寺院です。
こちらの仏遍照金剛殿には、胎内巡りを体験できる地下順路があります。
まるで迷路のような100m程度の真っ暗闇の道を壁に手をつけながら辿っていくと、四国霊場八十八本尊の仏像などを拝むことができます。
南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)と念じながら、歩き進めましょう。
他の胎内巡りよりも距離も長くなっていることから、玉川大師は雰囲気が物々しいと言われたり怖いと思われたりする方もたくさんいらっしゃいます。しかし、厄落としなどのご利益もありますので、怖がらず挑戦してみてくださいね。

◆高徳院

神奈川県鎌倉市長谷にある「高徳院」。ここは、鎌倉の大仏が大変有名ですが、こちらでも胎内巡りができます。
入口は大仏様の横から上り階段があり、狭くて暗い場所を進むことができます。空洞になっている内部はあまり広くないのですが、神秘的な気を感じ、不思議と気持ちが穏やかに。
また鎌倉の大仏は国宝で、恋愛成就や縁結びなどのご利益もあります。関東での胎内巡りを考えている方はこちらがオススメです。

◆関善光寺

岐阜県関市西日吉町にある「関善光寺」。
「卍字型戒壇巡り」が国内では唯一と言われており、当時の僧侶の修行のために作られた49mになる回廊を暗闇の中進んで行きます。
そもそも仏教では人間が成仏するのに49日かかると言われていることから、それになぞらえて49mになったそうです。
仏性(ぶっしょう)の鍵に触ると幸運に恵まれるご利益があり、その錠前に触れてお願い事を唱えることで一切の罪が消滅して願いが叶うと言われています。

◆谷汲山華厳寺

岐阜県揖斐川町谷汲徳積にある「谷汲山華厳寺」。ここは、天台宗の寺院で日本最古の観音霊場として知られています。
谷汲山華厳寺では、季節の花々を見られることで有名ですが、産まれ直す疑似体験である胎内巡りも行っています。
本堂横にある下に降りていくと、真っ暗な世界が広がります。
仕事や恋愛など、様々なことにご利益があると言われているので一度は体験してみたいですね。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、京都・清水寺の胎内めぐりの由来や意味、所要時間、口コミなどの情報についてご紹介させて頂きました。
清水寺の参拝に訪れた際には是非、胎内めぐりも体験してみてくださいね。