ソメイヨシノよりも濃いピンク色の花が咲く桃。見ごろは3月中旬から4月下旬にかけてで、桜とほぼ同じ時期に鑑賞できます。春の京都といえば桜が人気ですが、華やかな桃も必見ですよ。
そこで今回は、京都にある桃の花の名所を2カ所紹介します。春の京都旅行でどこに行くか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
■京都御苑
■首途八幡宮
■まとめ・春はカメラを片手に京都を散策してみよう
■京都御苑
京都御苑は、京都御所をぐるりと取り囲むように位置している公園です。広大な敷地には皇室にまつわる重要な建物や、地元民の憩いの場になっている児童公園などが点在しています。京都御苑の北西エリアには京都御所があるため、見学ついでに桃も鑑賞するのがおすすめです。
京都御苑で桃の木が植えてあるのは、北西の端に設営してある児童公園の中と、西側の蛤御門の近くです。児童公園は地下鉄今出川駅のすぐ近くにあるので、次の目的地への移動の際に立ち寄るのもよいでしょう。
蛤御門は幕末の動乱の時期、激戦区となったエリアです。門には当時のものと考えられる銃弾の跡も残っています。近くには約70本の桃の木が植えてあり、小道やベンチも整備されています。桃の甘酸っぱい香りを感じながら、ゆっくりと散策してみてください。
・施設名:京都御苑
・HP:https://fng.or.jp/kyoto/
・住所: 京都府京都市上京区京都御苑 3
・電話:075-211-6364
■首途八幡宮
首途八幡宮は、京都御所から徒歩20分くらいの場所にある、こぢんまりとした神社です。かつて源義経が京都から奥州平泉(現在の岩手県)へ向かう際、旅の安全を祈るために立ち寄ったとの伝承があります。このことから、現在では知る人ぞ知る旅の安全にご利益のある神社となっています。
桃の木は鳥居をくぐって本殿へ向かうまでの短い参道の両脇に植えられており、春は華やかな桃を眺めながらお参りができます。境内には桃の甘い匂いも漂っているので、春らしい特別感を覚えられますよ。
境内には、かわいらしい鳩をモチーフにした像や絵馬がいたるところにあります。鳩は八幡宮のお使いであり、めでたいことが起こる前兆を示す鳥として崇敬されてきました。お守りの飾りや絵馬の絵柄も鳩が中心で、境内を見ていくと何だかいいことが起こりそうな気分になります。
・施設名:首途八幡宮
・HP:http://www.nishijin.net/kadodehachimangu/
・住所:京都府京都市上京区桜井町102-1
・電話:075-431-0977
■まとめ・春はカメラを片手に京都を散策してみよう
今回は、京都市内にある桃の名所を2カ所紹介しました。京都御苑と首途八幡宮はお散歩感覚で歩いて行ける距離に位置しているので、時間に余裕がある方は2カ所とも巡ってみるのもよいでしょう。春の京都は、桜や梅など華やかで美しい花があちこちで咲いています。3月から4月にかけて京都を観光する際は、カメラを片手にいろんな場所を訪れてみてくださいね。