まだまだ食べたい!続・京都の個性派かき氷でひんやりひと休み♪

KYOTREAT編集部

こんにちは♬
先日京都のかき氷屋さんを6店ご紹介したのですが、かき氷を愛する者としては、まだまだご紹介したいお店があります(笑)そこで、今回は「京都かき氷巡り」第二弾をお送りします!

目次

和菓子司ならではの繊細・優美なかき氷を:「二條若狭屋」

糺の森でいただく本格派:「さるや」

約140年の歴史が紡ぐおいしさ:「中村軒」

一度は食べたい!濃厚な“スペシャル氷”:「雪ノ下京都本店」

エスプーマの魔術師!:「セカンドハウス 東洞院店」

■まとめ

■和菓子司ならではの繊細・優美なかき氷を:「二條若狭屋」

最初のお店は「二條若狭屋 寺町店」です。1917年創業の京菓子司「二條若狭屋」の姉妹店で、1階がお買い物スペース、2階が喫茶スペースになっています。

おすすめは「彩雲」。なんと、5種ものシロップがついているんです。

写真 https://www.instagram.com/nijyowakasaya.teramachiten/

シロップは随時変わりますが、べっ甲飴・黒糖ミルク・キウイ・いちご・レモン・りんご・柿・ゆず・甘酒ミルクなどの組み合わせが楽しめます。ふわっふわに削られた氷に好きな順番で好きな場所に好きなシロップをかけて行く・・・なんて幸せな時間なのでしょう!
かき氷って、フレーバーによっては途中で食べ飽きてしまうこともあるので、5種の味わいが楽しめるのは本当にありがたいです!

そして、二條若狭屋 寺町店さんのかき氷は見た目がカワイイものも多いんです。

写真 https://www.instagram.com/nijyowakasaya.teramachiten/

よく知られているのが、大文字の送り火をモチーフにしたもの。煎茶のシロップがかけられ、寒天製の大文字、青紅葉、鴨川があしらわれています。
他にも、今まで見たものの中には、紫陽花や燕子花をイメージしたものも。和菓子店ならではの優美な四季のうつろいが感じられて、目でも楽しめるかき氷です。

店名:二條若狭屋 寺町店
住所:京都市中京区寺町通二条下る榎木町67
TEL:075-256-2280

HP:http://www.kyogashi.info/index.html

糺の森でいただく本格派:「さるや」

次は「さるや」。世界遺産「下鴨神社」の境内にある休憩処です。
秀逸なわらび餅で知られる「茶寮 宝泉」を手がける宝泉堂が運営されているのだとか。

写真 https://www.shimogamo-jinja.or.jp/saruya/

小豆で色を染めたお餅で大粒の丹波大納言を包んだ「申餅」は、葵祭中の申の日に食べて無病息災を祈ったという故事に由来するお菓子で、下鴨神社名物としてよく知られています。

そして、夏場のお楽しみがかき氷です。
わが家は毎年7月下旬に行われる足つけ神事「御手洗祭」に行くのですが、御手洗池に入る前にかき氷を食べるのも恒例行事です。
その昔、下鴨神社の境内「大炊殿」の横には氷室 (冬の雪や氷を貯蔵するところ) があったことから、さるやのかき氷は「鴨の氷室の氷」と名付けられ、密度の高い固い氷を使用しているのだとか。きめ細かくふわっふわでなめらかな口溶けです。
フレーバーは「いちご(練乳つき)」「抹茶小豆」「黒蜜白玉」の3種。

「いちご」のシロップは、いちごをそのまま煮詰めたような自然な酸味・風味が感じられるタイプ。練乳は最初からかかっているので、そこにいちごシロップを自分好みのバランスでかけて楽しめます。
「抹茶小豆」には宇治産のものを使用。「さすが宝泉堂~」と納得の丁寧に炊き上げられた丹波大納言小豆の粒あんが別添えされています。
「黒蜜白玉」も、自分で黒蜜をかけます。しこしことコシのあるお米の風味が濃厚な白玉もポイント高しです。
さるやさんは、お席がすべてオープンエアなので、解放感・非日常感を味わえますよ。

店名:さるや
住所:京都市左京区下鴨泉川町59 下鴨神社境内
TEL:075-781-0010

HP:https://www.shimogamo-jinja.or.jp/saruya/

約140年の歴史が紡ぐおいしさ:「中村軒」

次は「中村軒」です。
中村軒は、桂離宮のすぐ南側にある和菓子舗です。
1883年に初代が饅頭屋を始めて以来、約140年にわたり和菓子・甘味を手掛けています。
名物の「麦代餅」は、かつては田植えどきの間食として田畑まで直接届けられていた和菓子。

写真 https://www.instagram.com/mugitemochi/

丁寧に突き上げられた餅生地で滑らかな粒あんを挟んで、表面にきな粉がまぶされており、桂離宮の門前菓子としてよく知られています。
麦代餅はテイクアウトいただくとして、是非店内でお召し上がりいただきたいのがかき氷やあんみつ、ところてんなどの甘味です。

以前行った際にオーダーしたのは「いちご」「宇治金時」「桂うり」で、家族でシェアしました。

いちごは、いちごの濃厚な果実感が味わえるタイプです。まずはそのまま、その後練乳で味変して楽しみましょう♪
宇治抹茶が使われた「宇治金時」にはしっかりとした抹茶の濃厚な味わいが感じられます。その抹茶味がおいしさを引き立ててくれるのが、ほっくりと炊き上げられた粒あんです。豆の風味全開で、和菓子店ならではの完成度!
桂うりは、初めていただいたフレーバー。この桂の地一帯で作られている京野菜なんだとか。
ウリ味…?と恐る恐る口に運ぶと、それはそれはフルーティでおいしいこと。まるでメロンのような味わいでした!
すだちが添えられているので、途中で絞ると今度はほのかな甘みを酸味が引き締め、爽やかなおいしさを楽しめました。
フルーツ系は、8月はすだち、9月はいちじくと、フレーバーが変わっていくようなので、毎月行きたくなってしまいますね。

ちなみに、軽食メニューとして用意されている「うなぎ茶漬け」も、暑い時期でもさらっといただけてとっても美味しいのでランチ時に訪店し、うなぎ茶漬けからのかき氷~もオススメです!

店名:中村軒
住所:京都市西京区桂浅原町61
TEL:075-381-2650

HP:https://www.nakamuraken.co.jp/

■一度は食べたい!濃厚な“スペシャル氷”:「雪ノ下京都本店」

次は「雪ノ下京都本店」です。
雪ノ下京都本店は、大阪発のパンケーキとかき氷の店「雪ノ下」の京都店で、三条通沿いにあります。
店内は木がたくさん使われたレトロな空間でとても落ち着きます。
アフタヌーンティーが千数百円ととってもリーズナブルに楽しめることでも知られていますよね。

こちらのかき氷の特徴は、水を1適も使わずに作るシャーベットやジェラートのようなテクスチャーと濃厚な味わいのフルーツ氷「スペシャル氷」があることです。
そのルックスは、まるでそそり立つ富士山のよう。

写真 https://twitter.com/@yukinositakyoto

私は「柿氷」をいただきましたが、たくさんの柿を潰して手作りしているとのこと。
濃縮感のある贅沢なお味で、サイズは一般的なかき氷より小さいですが、満足感は負けません。

スペシャル氷以外のベーシックなかき氷も抹茶や生姜、スイカ、白桃などの素材にこだわった絶品かき氷がいっぱいです。「苺ミルク氷」もいただきましたが、手作りシロップの果実味が濃い!
フレーバーは時期により異なるので、是非チェックしてみてください。

烏丸線・東西線「烏丸御池駅」、東西線「二条城前駅」からそれぞれ徒歩約8分程度なので、お買い物や二条城観光と合わせて訪れるのもいいですね。

店名:雪ノ下京都本店
住所:京都市中京区三条油小路東入ル三条油小路町145-1 2F
TEL:075-285-0150

HP:http://yukinositakyoto.net/

エスプーマの魔術師!:「セカンドハウス 東洞院店」

最後は「セカンドハウス 東洞院店」です。ちょうど四条駅と烏丸御池駅の間あたりに位置しているので、アクセス抜群!前回、同じグループの「せかん堂」をご紹介しましたが、セカンドハウスの各店でもかき氷を食べられます。「今日はエスプーマ気分♬」というそんな日には、セカンドハウスのかき氷がオススメですよ。

今回は、東洞院店限定の「黒ごまきなこの練乳エスプーマ」と「ロイヤルミルクティのエスプーマ」をいただきました。
まずは「黒ごまきなこの練乳エスプーマ」からいただきました♪
黒ごまのかき氷はお初でしたが、黒ごま特有のこっくりとした濃厚な風味はごま団子のようなあたたかい食べ物としか味わったことがなかったのですが、きめ細やかな氷とも相性抜群。そこにミルキーなエスプーマやきなこの風味が加わり、おいしさが幾重にも広がっていきます。
エスプーマ自体が軽くてソフトなので、氷のフワフワ感を損ねることなく練乳とのハーモニーを堪能できるのがうれしいですね。

「ロイヤルミルクティのエスプーマ」も「オーダーして良かった~」と思った一品。セイロンのようなアッサムのような昔懐かしいトラディショナルな紅茶の味わいのシロップ・ゼリーでしっかりと紅茶感を感じられます。
そこに練乳エスプーマが加わって、まさにロイヤルミルクティー!

他にも、ライチやパインといったトロピカルフルーツのかき氷や、定番のいちご、ほうじ茶金時、宇治抹茶ミルクなども間違いなしのメニュー!四条界隈でかき氷を欲した時の強~い味方です。

店名:セカンドハウス 東洞院店
住所:京都市中京区東洞院通六角下ル御射山町283 2F
TEL:075-241-2323

HP:http://www.secondhouse.co.jp/s_h/sec7.html

■まとめ

100年以上の歴史を誇る和菓子司・甘味処からカフェまで、個性豊かでどれをいただいても大満足!なかき氷をご紹介してきました。
ここ数年残暑が厳しいので、この先のかき氷巡りの参考にしてくださいね。