ハイレベルなパン屋が集う京都で クリスマス前にシュトーレンを買おう

KYOTREAT編集部

京都はパンの消費量が多く、ハイレベルなパン屋さんがたくさんあるということは皆さんご承知のことと思います。
そんな中、クリスマス前に是非とも京都で買っていただきたい甘いパンがあります。
それは「シュトーレン」!
パンのレベルが高いだけに、シュトーレンのクオリティも粒ぞろい!
コロナ前は、四条の「東急ハンズ」で「シュトーレン博覧会」というシュトーレンが大集合する企画があったほど、京都のシュトーレンはアツいんです♪

シュトーレンとは?

シュトーレンとは、古くからドイツで食べられている伝統的なパン菓子です。
本場ドイツでは、クリスマス前に毎日薄く切り分け、少しずつ食べる習慣があり、日本でも同様の時期に店頭に並び始めます。
バターたっぷりの生地の中に、ドライフルーツやナッツがぎっしり入っています。
日に日になじんでいく味の変化が楽しめるのも特徴です。

今回は、おすすめの4店舗のシュトーレンをご紹介しましょう!

ドイツパンと言えばここ!「ベッカライ・ペルケオ・アルト・ハイデルベルク」

最初のシュトーレンは、岡崎のドイツパン専門店「ベッカライ ペルケオ」のもの。

写真 https://perkeo-kyoto.com/

ドイツ伝統のレシピを守り、酵母の仕込みや麦粉を引くところからひとつひとつ手づくりされていて、プレッ
ツエルやカイザー、ライ麦をたっぷり使用したパンなども、いろんな種類があります。
京都でドイツパンと言えばここ!という方も多いのではないでしょうか。

写真 https://www.instagram.com/perkeo2009/

こちらのシュトーレン、手で持つとずっしりと重いです!
封を開けるとバターの香りがしっかりとし、アーモンド、オレンジピール、レモンピール、レーズンがたっぷ
り。
生地はさっくりとした食感でリッチな味わい♪
また、セカンドブランドの「シュライフェ」からもシュトーレンが発売されていて、こちらは通販でも購入可
能です。こちらも生地・ナッツのバランスが好相性の正統派です。

平安神宮や京都市動物園、京セラ美術館といった観光スポットや、永観堂や哲学の道からも近いので、観光途
中に立ち寄って、カフェ・ランチを楽しむのもいいですね。

■店名:ベッカライ・ペルケオ・アルト・ハイデルベルク
■住所:京都市左京区岡崎天王町54-1 クリヨン岡崎1階
■電話番号:075-752-5577

■HP: https://perkeo-kyoto.com

創業100余年の老舗ベーカリー「進々堂」

続いても、ベーカリーの逸品です。進々堂は大正2年(1913年)創業の老舗。
大正13年(1924)、創業者が日本人として初めて本場・パリでのパン修行をし、ハードパンのおいしさを啓蒙
したり、日本初のスライス済みの包装食パンを発売したりと、京都のパン文化の礎を築いてきました。

そして、進々堂では昭和40年頃からシュトーレンを作っているとのこと。まさに京都のシュトーレンの草分け
的存在ですね。先代社⾧がドイツでシュトーレンに出会って持ち帰り、日本ではシュトーレンがさほど知られ
ていなかった当時、見よう見まねで作ったのがそのスタートなのだとか。

写真 https://www.instagram.com/shinshindo1913/

プレーンな「シュトーレン」は、グランマルニエに漬け込んだ4種のドライフルーツと2種のナッツ、マジパンを贅沢に混ぜ込んだ王道タイプ。
日ごとに熟成されていくシュトーレンの味わいの変化を楽しみたいものです。

写真 https://www.instagram.com/shinshindo1913/

また、さらにこだわりが詰まった「プレミアムシュトーレン」もあります。
センターに棒状のマジパンフィリングが入れ込まれ、フルーツとナッツたっぷりの生地で包み焼き上げられて
います。マジパンと生地とが日ごとに馴染み、もっちりとした独特の食感を楽しむことができます。

京都市内でベーカリーレストラン・ベーカリーカフェ・ベーカリーショップが12店舗あるので、観光名所に訪
れた際など立ち寄り、伝統の味を試してみてはいかがでしょうか?

■店名:進々堂 三条河原町店
■住所:京都市中京区三条通河原町東入ル中島町74番地 ザ ロイヤルパークホテル 京都三条 1F
■電話番号:075-241-1179

■HP: https://www.shinshindo.jp

京都を代表する洋菓子店の1つ「グラン・ヴァニーユ」

次は、洋菓子店「グラン・ヴァニーユ」のシュトーレンです。
グラン・ヴァニーユとは、フランス語でバニラの種という意味。
オーナーが、資生堂パーラーなどで修業され、数々のコンクールにも出場されている、京都スイーツ界をリー
ドする存在です。
今年も例年と同じく「シュトレンプレーン」「シュトレンショコラ」「シュトレンルージュ」の3種が展開され
ています。

写真 https://www.instagram.com/grainsdevanille/

プレーン(写真右)は、シナモン香る生地にアーモンド、くるみ、カシューナッツなどのナッツがぎっしり!
ドライフルーツはレーズンやオレンジの他、プラム、洋梨、チェリーなどが入っており、ゴージャス。
ショコラ(写真中央)は、チョコ風味の生地にドライフルーツやチョコが練り込まれ、オレンジの香りが香る
リッチなタイプ。
ルージュ(写真左)は、シナモン風味の生地にナッツと赤いドライフルーツが練り込まれしっとりと焼き上げ
られています。
いずれも、ふんわりとした生地の口どけが良く上品で、パティスリーらしい仕上がりです。

■店名: グラン・ヴァニーユ
■住所:京都市中京区区間之町通二条下鍵屋町486
■電話番号:075-241-7726

■HP: https://www.grainsdevanille.com

番外編:体に優しいドーナツの専門店「ひつじドーナツ」

最後にご紹介するのは、丸太町にあるドーナツ専門店「ひつじドーナツ」のシュトーレンです。

天然酵母使用でふわふわ、発芽玄米入りでもちもちのドーナツが大人気で、週3日営業なのでとにかく商品がすぐ売り切れてしまいます。
そしてなぜ番外編かというと、実はシュトーレンの人気も高く、2022年は11/12時点で売切れてしまったからなんです・・・
私は、知人にお願いして早めに購入できていたのですが、12月にもならないうちに売り切れってホントにすごい
人気ですね。
シュトーレンはラム酒漬レーズンとクルミ、アーモンド、マカダミアナッツがみっちり詰まっていて、上質な
和三盆を纏わせており、優しい味わいが楽しめます。
しっかりとスパイスが効いていて生地の甘さは控えめなので大人の味わい。
さらに今年は赤ワイン漬にしたプルーンも加わっており、さらに特別感が高まっています。
今年はもう入手できませんが、来年以降是非GETしてみてくださいね。

■店名:ひつじドーナツ
■住所:京都市中京区大炊町355-1
■電話番号:075-221-6534

■HP:https://www.facebook.com/people/%E3%81%B2%E3%81%A4%E3%81%98%E3%83%89%E3%83%BC%E3%8
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おでかけの際などにシュトーレンを手に入れて、もうすぐやって来るクリスマスへの喜びをかみしめながら、シュトーレンを毎日少しずつ味わってみられてはいかがでしょうか。