【紫陽花シーズン到来】京都随一の植物園で身も心もリフレッシュ

KYOTREAT編集部
京都も新緑や紫陽花などが鮮やかに彩る季節がやってきました。今回は、そんなおでかけシーズンにぴったりな京都府立植物園をご案内していきます!一年中さまざまな植物を楽しめますので、京都で自然を感じたいと思ったらぜひ足を運んでみてくださいね♪

目次

◆京都府立植物園とは?

◆アクセスは市営地下鉄「北山駅」からすぐ

◆四季折々の花々

◆観覧温室

◆くすのき並木

◆まとめ 

◆京都府立植物園とは?

京都府立植物園は京都市街の北部・北山エリアに位置する、1924 年開園の日本最古の公立総合植物園です。
植物園のみを目指して来られる観光客の方は少ないのかもしれませんが、世界遺産である「上賀茂神社」と「下鴨神社」に 比較的近く、「金閣寺」行のバスが出ている「北大路」からは1駅とアクセス良好です。
広大な敷地に約 12,000 種もの植物が植栽・展示されています。「日本一おもしろい、心やすらぐ植物園」がコンセプトとのことで、ゆったりとした空気が流れています。
保育園の園児たちの運動会が園内中央の「大芝生地」で行われたり、お相撲さんのような銅像があることから近隣の子供たちが「おすもう公園」と呼ぶ、遊具のある遊び場があったりと、市民にとっては家族ぐるみでゆったりと遊ぶことのできる憩いの場となっています。

◆アクセスは市営地下鉄「北山駅」からすぐ

電車でお出かけの場合は、地下鉄北山駅で下車して3番出口すぐの北山門から入るのが便利です。
自動車の場合は、名神高速道路京都南ICより約45分で到着。駐車場がすぐ近くにある正門からの入園がおすすめで す。


入口には、園内のガイドマップが置かれています。

また、どの時期に何の花が咲いているかを記載した「花ごよみ」も。この2つを手に入れたら、見たいお花スポットへGoです!

◆四季折々の花々

筆者が訪れた5月初旬、一番印象的だったのはバラ園♪ バラ園は、遠くに比叡山を望む洋風庭園です。早咲きのバラがたくさん咲いていました。

なかでも心惹かれたのは「フリージア」という名前の黄色のバラ。澄んだ黄色がとても鮮やかで、華やかな香りが印象的! 約300種類、約2000本のバラが栽培されておりつぼみのバラも多数あったので、まだまだバラを楽しむことができそうです(公式HPを確認の上おでかけください)
そして、これからの季節の筆者のおすすめは、あじさいと蓮です。写真は、2020年に撮影したもので、園の東側中央付近にあじさい園があります。植物園でのあじさいの見ごろは例年6月上旬から7月上旬あたり。ガクアジサイやセイヨウアジサイ、 ヤマアジサイなど約200種類ものアジサイが植えられています。どの品種も色・形に個性があり、見ごたえがあります。

そして、蓮の見ごろは例年7月上旬頃から8月上旬頃です。写真は半木池蓮池で、東洋蓮の「巨椋の曙」が咲き誇ります。

また、四季彩の丘には鉢植えが多数あり、約180種類の蓮が栽培されているのだとか。
池に咲く蓮はなかなか間近では見られませんが、鉢ものなので、色やサイズ、咲き具合の様々な蓮を至近距離で見ること ができるので、インスタ用の写真もしっかり押さえられますよ。

◆観覧温室

日本最大級の観覧温室もこの植物園の見どころです。
外観のデザインは、池に浮かんだ金閣寺と、北山連峰のシルエットからインスピレーションを得ているのだとか。中に入ると回遊式になっていて、砂漠サバンナ室・観覧温室ジャングル室・世界の熱帯植物約4,500種類、25,000本が観賞できます。有料(一般200円、高校生150円)ではありますが、珍しいバオバブの木があったり、「仏教三大聖樹」と呼ばれ る「無憂樹(むゆうじゅ)」「印度菩提樹(いんどぼだいじゅ)」「沙羅双樹(さらそうじゅ)」が3種とも揃っていたりと珍しい 植物に出会えるので、一度は訪れる価値アリです!

◆くすのき並木

そして、筆者がこの植物園で一番好きな場所はくすのき並木です。園南部にある、開園当初に植えられた樹齢100年を超えるくすのきが東西方向に約200メートル続いており、川端康成氏の小説『古都』にも登場することでも知られる並木道です。よく晴れた日は、緑色のトンネルに木漏れ日が差し込む様子がとても幻想的で、歩いていると気持ちがとても穏やかになるのが感じられる、そんな場所です。

さらに、園内にはきのこのオブジェらしきものが!実はこれ「きのこ文庫」と呼ばれており、正式名称は「平安の郷 こども文庫 きのこの家」。扉を開けると入っているのは本なんです。

全部で4つのきのこがあり、図鑑や絵本などがぎっしり。週末には、多くの親子連れが近くのテーブルやベンチで本を広げる姿が見られます。自然の中でゆったり本を楽しめるなんて贅沢ですよね。

◆まとめ

どうでしょう、行ってみたくなってきませんか?春には150品種450本の桜が咲き乱れ、秋には自然味溢れる紅葉を愛でることができます。 鴨川や北山エリア散策の折、植物園の四季折々の表情を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。

施設名:京都府立植物園

住所:京都市左京区下鴨半木町

アクセス:京都市営地下鉄「北山駅」下車3番出口すぐ又は「北大路駅」下車3番出口を東へ徒歩約10分

HP:https://www.pref.kyoto.jp/plant/